☆はじまりのテーゼ �� ☆ ページ39
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「白き遺産…フェイス」
ルナは、グレイが語った評議院が保有する兵器の名を口にした
"魔導パルス爆弾"ーーー
大陸中の全ての魔力を消滅させる力を持つフェイスを、冥府の門が狙っている
「その極めて強力で最悪の兵器の封印方法が、生体リンク魔法なのね」
グ「ああ、三人の元評議員のな
だが、この事を話したミケロってジィさんにも、それが誰だか分からない」
「だから、冥府の門は無差別に評議員を狙っているわけか…
情報を聞き出していない所を見ると、既に冥府の門はフェイスの場所は掴んでる」
ルナは、折り曲げた人差し指を当てる
グ「唯一、その三人を知っている元議長の所にはエルザとミラが向かっている
俺達は一旦ギルドに戻ろう」
「頼もしい二人だね」と、ルナはクスリと笑う
その時、街外れで話していたグレイとルナに近づく人物がいた
その気配に気づいたルナが見れば、そこには夫婦と思われる男女がいた
「あなた達はーー」
女「私は、貴方が街から連れ出してくれた子供の母親です」
その言葉に、ルナの目が大きく見開かれた
水色の瞳は、やつれた様子の夫婦を見つめる。何を言われるか、恐ろしくなり思わず生唾を飲んだ
女「ありがとうございました」
「……え………」
予想していなかった言葉に、ルナは驚く。母親は柔らかく目を細めて、ルナの手を握った
女「貴方があの子を見つけてくれなければ、私はあの子に会うことが出来なかった
街と共にあの子の身体が、燃やされるところだった」
細められた瞳から、涙が零れ落ちる
女「それにあの子、穏やかな顔で眠っていたの……貴方が抱き締めてくれていたから
全部貴方の…っ……貴方のお陰です」
ありがとうーーー
その言葉が、もう一度母親の口から紡がれると、ルナの頬を涙が伝った
「……よかっーーー」
"よかった"、と言葉を紡ごうとしたルナは、ハッと目を見開いた
お母さん、お父さんどこにいるの
怖いよ 苦しいよ 寂しいよ
どこ どこにいるの
助けて たすけてーーー
頭を強く殴られた様な鈍い感覚がして
ルナは頭を押さえた
グ「ルナ…！！」
「……大丈、夫……少し目眩がしただけ」
心配をかけないようにと微笑む彼女の頭を過ぎったのは、一つの言葉
月光石『一つ忠告をしておくよ
無闇に力を使ってはいけない
やがてその力はーー君の首を締めてしまう』
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はっち(プロフ) - うわぁぁぁ！ゆっと再会したと思ったら！最後の終わりー！！続編楽しみです！！ (2019年4月9日 15時) (
レス) id: 031bd78554 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - yu;na___さん» こんばんは、初めまして！コメントありがとうございます！！この小説を楽しんでいただけたようで、作者としましてもとても嬉しいですヽ(*^^*)ノこれからの展開もぜひお楽しみください(o^^o) (2019年2月25日 0時) (レス) id: dd63ad0ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - ちょこまみれのましゅまろさん» こんばんは、初めまして！コメントありがとうございますヽ(*^^*)ノそう言っていただけて本当に嬉しいです！これから更に怒涛の展開が待っています！ぜひこれからもご愛読して頂けると嬉しいです(o^^o) (2019年2月25日 0時) (レス) id: dd63ad0ef7 (このIDを非表示/違反報告)
yu;na___(プロフ) - 1からゆっくり読ませていただきました、これが原作なんじゃないかって錯覚してしまうほど作者様の夢主の入れ込み方が上手で、感動しっぱなしでした…グレイとの結婚式楽しみにしています^^*頑張ってください！ (2019年2月17日 17時) (レス) id: 335756cb31 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこまみれのましゅまろ - コメント失礼します。1から順番に読んできました。月狼やアレンが死んだと言うかいなくなって、白龍が目の前から一度消えたときもそうですが、感動しっぱなしで涙が止まらなかったです。これからも頑張ってください！応援してます！！ (2019年2月13日 23時) (レス) id: 850345dca1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル | 作成日時：2018年3月9日 20時
