☆災いの内の光 �� ☆ ページ32
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「しっかり……しっかりして！！」
フリード「……ルナ………っ……」
「フリード！！
何がっ……一体、何があったの！？」
フリード「……魔障…粒子だ……
ラクサスが……吸いすぎ、ている……」
「早く治療を」と言葉を続けたフリードが、勢い良く吐血する
ルナが何度もフリードの名を呼んでその身体を揺らすが、返事がない
全身から血の気か引くのを感じた
「マスターっっ！！！
おばさんをっ、おばさんを呼んで！！！」
ルナの悲鳴に似た叫びが、マグノリアの街に響いた
.
マ「ポーリュシカ！！ラクサス達はどうなんだ！！？無事なのか！！？？」
マスター・マカロフは妖精の尻尾顧問薬剤師であるポーリュシカに厳しい顔でそう問い質した
ポーリュシカ「生きてはいる……がかなり魔障粒子に侵されている」
魔障粒子とは空気中のエーテルナノを破壊し、汚染していく毒物
そして、少量の摂取でも命が危険に晒される
医務室で苦しそうに息をしているラクサス達は、その魔障粒子を撒き散らすことの出来る"テンペスター"という冥府の門の一戦を交えたのだ
フリード「ラクサスは……町を救った、んだ
……ラクサスがいなければ……あの町、は……」
途切れ途切れにそう言うフリード
彼は魔障粒子を吸い込んだラクサスに"必ず全員連れて帰れ"という言いつけをされ、それを守った
マ「分かっておる。お前もよく、皆を連れて帰ってきてくれた」
フリード「街は無事、です……か……？」
誰もが言葉を飲み込んで、奥歯を噛み締めた
そんな中、白い左手がそっとフリードを手を包みんだ
「……ええ、大丈夫。大丈夫よ、フリード」
鈴が鳴るような柔らかな声色に、フリードは「よかった」と一言呟いて、スッと眠りにつく
ふらり、とルナが立ち上がりラクサス、ビックスロー、エバグリーン、そしてヤジマの手を順々に握っていく
それを終えると、ルナは静かに医務室を後にした
彼女が医務室を出た後、ラクサス達の顔を見てみれば、その顔は心做しか、最初の頃より穏やかに見えた
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はっち(プロフ) - うわぁぁぁ！ゆっと再会したと思ったら！最後の終わりー！！続編楽しみです！！ (2019年4月9日 15時) (
レス) id: 031bd78554 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - yu;na___さん» こんばんは、初めまして！コメントありがとうございます！！この小説を楽しんでいただけたようで、作者としましてもとても嬉しいですヽ(*^^*)ノこれからの展開もぜひお楽しみください(o^^o) (2019年2月25日 0時) (レス) id: dd63ad0ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - ちょこまみれのましゅまろさん» こんばんは、初めまして！コメントありがとうございますヽ(*^^*)ノそう言っていただけて本当に嬉しいです！これから更に怒涛の展開が待っています！ぜひこれからもご愛読して頂けると嬉しいです(o^^o) (2019年2月25日 0時) (レス) id: dd63ad0ef7 (このIDを非表示/違反報告)
yu;na___(プロフ) - 1からゆっくり読ませていただきました、これが原作なんじゃないかって錯覚してしまうほど作者様の夢主の入れ込み方が上手で、感動しっぱなしでした…グレイとの結婚式楽しみにしています^^*頑張ってください！ (2019年2月17日 17時) (レス) id: 335756cb31 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこまみれのましゅまろ - コメント失礼します。1から順番に読んできました。月狼やアレンが死んだと言うかいなくなって、白龍が目の前から一度消えたときもそうですが、感動しっぱなしで涙が止まらなかったです。これからも頑張ってください！応援してます！！ (2019年2月13日 23時) (レス) id: 850345dca1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル | 作成日時：2018年3月9日 20時
