☆秩序の崩壊 �� ☆ ページ29
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「「大魔闘演武、妖精の尻尾が優勝か…」」
「「そもそも大魔闘演武なる大会の是非について論じる必要がありそうですな」」
魔法評議院"ERA"ーーー
そこでは、魔法界の秩序を保つためにルールを決めている機関の魔法評議院が会議を行う場である
その日、集まった議員達はあれやこれやと自分の意見を述べていた
グラン・ドマ「皆……静粛に
本日の議題は"冥府の門"に関してだ」
魔法評議院議長、グラン・ドマがそう言い杖を床に着けば、誰もが口を噤んだ
闇ギルドの一つ、"冥府の門"
その傘下と思われる闇ギルドがここ数日で七つ消滅するという事態が起きていた
オーグ「可能性……という話でしたら、親ギルドである冥府の門が子ギルドを接収しているとも考えられませんかな」
そう言えば、他の議員は一斉に笑い出した
「それは有り得ない」と、誰もが口々に言う
グラン・ドマ「まあ待て、オーグ老師の意見も一理ある」
「「議長！！」」
その時、勢い良く議会室の扉が開いた。集中のの途切れた議員達は皆そちらを向く
カエル「大変です、皆さん！！」
額に冷汗を滲ませているERAで働く二足歩行のカエル
ただ事では無さそうだ
「「バカモノ！！会議中だぞ！！」」
カエル「そ、それどころじゃ……！！」
カエル「……侵入者ーーー」
最期のその一言は、瞬時に爆音に飲み込まれた
.
ドランバルト「な……何が起きたんだ……」
諜報部のドランバルトが痛みに顔を顰めながら起き上がった時には、ERAはその姿を成していなかった
純白な柱も、重厚な扉も、磨き上げられた床も、騎士の彫刻像もーー何もかもが無惨な残骸と化していた
ドランバルト「ラハール！！」
近くに倒れている友の名を呼んで、その身体を抱き起こす
しかし、"もう既に手遅れだった"
ドランバルト「うそ……だろ……」
絶望で見開かれた瞳で周囲を見渡せば、瓦礫の下敷きとなった遺体が大量に転がっている
砂埃と血液の生臭さの漂う死地で、ドランバルトは生き残りを捜した
オーグ「……ドラン、バルト……」
微かな声を捉え、生き残りがいた事に微かな安堵を抱いたドランバルト
しかし、その瞳の先に見えたのはその安堵を掻き消す光景だった
ライラ「……生き…残り……」
暗く深い那智黒の右眼と、左眼に咲く赤紫色の薔薇の花。そして、風に靡く長い髪
その美しくも不気味な女は、オーグの頭を踏み付けていた
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はっち(プロフ) - うわぁぁぁ！ゆっと再会したと思ったら！最後の終わりー！！続編楽しみです！！ (2019年4月9日 15時) (
レス) id: 031bd78554 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - yu;na___さん» こんばんは、初めまして！コメントありがとうございます！！この小説を楽しんでいただけたようで、作者としましてもとても嬉しいですヽ(*^^*)ノこれからの展開もぜひお楽しみください(o^^o) (2019年2月25日 0時) (レス) id: dd63ad0ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - ちょこまみれのましゅまろさん» こんばんは、初めまして！コメントありがとうございますヽ(*^^*)ノそう言っていただけて本当に嬉しいです！これから更に怒涛の展開が待っています！ぜひこれからもご愛読して頂けると嬉しいです(o^^o) (2019年2月25日 0時) (レス) id: dd63ad0ef7 (このIDを非表示/違反報告)
yu;na___(プロフ) - 1からゆっくり読ませていただきました、これが原作なんじゃないかって錯覚してしまうほど作者様の夢主の入れ込み方が上手で、感動しっぱなしでした…グレイとの結婚式楽しみにしています^^*頑張ってください！ (2019年2月17日 17時) (レス) id: 335756cb31 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこまみれのましゅまろ - コメント失礼します。1から順番に読んできました。月狼やアレンが死んだと言うかいなくなって、白龍が目の前から一度消えたときもそうですが、感動しっぱなしで涙が止まらなかったです。これからも頑張ってください！応援してます！！ (2019年2月13日 23時) (レス) id: 850345dca1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル | 作成日時：2018年3月9日 20時
