☆Usva☆ ページ25
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そこは一面、ただ一つの色に染められた世界だった
果てしなく広がる"銀色"の世界に、命までも攫ってしまう死地に何かを求めたのだろうか
それとも、この先に何かがあると思ったのだろうか
ただ、白い息を吐き出しながら、雪に包まれた森林を歩き続けていた
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旅が好きだった
様々な土地を訪れ、そこの人々に生き物に触れる
知らない風、知らない匂い、知らない草花
新しいモノに触れている時、何をしてる時よりも心が踊った
今回、北の地に行こうと思ったのはただの気まぐれだった
別に、"雪が見たい"。なんて思いはない
雪なら私が住む街でも、飽きる程見られる
汽車を乗り継ぎ、何日も山道を歩きながら、ふと思い出した
北の地には、滅多に他の国の人を寄せ付けない秘境があることを
そして、そこには美しい民族達の国があることを
ウル「北の地に行きたい？
おいおい、やめておけよ。あそこは"死地"だ」
前に友に言われたことがある
けれど、そこがどんな死地でも行きたいと思ってしまえば、もう自分でも止められなかった
美しい民族とはどんな者達なのだろう
その髪は、その瞳は、その肌はーー
一体どんな姿をしているのだろう
そんなことに思いを馳せながら、雪に埋もれる足をひたすらに動かしていた
その時ーー小さな物音が聞こえた
雪は止んでいる。吹雪いてもいない
ならば、動物か？兎ならともかく、狼ならまずい
全身の感覚が鋭く研ぎ澄まされる。近くの裸の幹に手を着いて、護身用の小型ナイフを構えた
動物じゃない、人だ
そう気づいたのは、木の影からソレが飛び出してくる直前だった
エレナ「……ッッ……！！」
勢い良く飛び出して来たソレに、私は思わずよろけた
何とか体勢を立て直し、目線を上げてみれば、息を飲んだ
あぁ、これは綺麗だ
僅かな光でも煌めく、透き通るような銀色の髪
宝石を填め込んだ様なエメラルドの瞳
そして、雪の様に白い滑らかな肌
まるで造りもののようで、それでも人間だと分かるのは身体のあちこちに付けた傷から流れている真っ紅な血があるから
警戒するようにこちらを見る青年は、金の刺繍の入った独特な衣装に身を包んでいて
彼は、今まで見たどんなモノよりも美しかった
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それが彼との始まりだった
国から追われる天才的な考古学者、ウスヴァとの、出会いーー
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はっち(プロフ) - うわぁぁぁ！ゆっと再会したと思ったら！最後の終わりー！！続編楽しみです！！ (2019年4月9日 15時) (
レス) id: 031bd78554 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - yu;na___さん» こんばんは、初めまして！コメントありがとうございます！！この小説を楽しんでいただけたようで、作者としましてもとても嬉しいですヽ(*^^*)ノこれからの展開もぜひお楽しみください(o^^o) (2019年2月25日 0時) (レス) id: dd63ad0ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - ちょこまみれのましゅまろさん» こんばんは、初めまして！コメントありがとうございますヽ(*^^*)ノそう言っていただけて本当に嬉しいです！これから更に怒涛の展開が待っています！ぜひこれからもご愛読して頂けると嬉しいです(o^^o) (2019年2月25日 0時) (レス) id: dd63ad0ef7 (このIDを非表示/違反報告)
yu;na___(プロフ) - 1からゆっくり読ませていただきました、これが原作なんじゃないかって錯覚してしまうほど作者様の夢主の入れ込み方が上手で、感動しっぱなしでした…グレイとの結婚式楽しみにしています^^*頑張ってください！ (2019年2月17日 17時) (レス) id: 335756cb31 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこまみれのましゅまろ - コメント失礼します。1から順番に読んできました。月狼やアレンが死んだと言うかいなくなって、白龍が目の前から一度消えたときもそうですが、感動しっぱなしで涙が止まらなかったです。これからも頑張ってください！応援してます！！ (2019年2月13日 23時) (レス) id: 850345dca1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル | 作成日時：2018年3月9日 20時
