☆命を奪う呪いの笛 �� ☆ 貴方side ページ10
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「ナツ、大丈夫かなぁ……」
”魔動四輪車" でナツを乗せた列車を追いかけるあたしは、そう声を漏らした
グ「んまぁ、大丈夫だろ
それより、危ねぇから中に入った方がいーぞ
ってか、入れ。ルナ」
座席ではなく、四輪車の屋根の上に乗っているあたしに隣に座っているグレイはそう言う
「え。やだ」
グ「やだってなんだよ、やだって」
「だって、グレイだって上に乗ってるじゃない！
それに、こっちの方が列車を見つけやすーー」
ガタンッ
魔動四輪車が大きく揺れて、あたしの体はそれと同時に傾いた
まずい……完全にバランスを崩した
こんなに速いスピードで走ってる魔動四輪車から落ちたら、相当痛い
あたしはとっさに目をつぶり、痛みを覚悟した
ーーーが
「あれ…？痛くない」
グ「たっく…だから、言っただろ？」
グレイがあたしの腰を引き寄せて、支えてくれていた
「あ、ありがと……」
グ「どうしても俺の言うこと聞かねぇなら、俺に掴まってろ
落ちっと危ねぇからな 」
「うん……」
嬉しさとちょっぴりの恥ずかしさに、顔が熱を帯びるのがわかった
ル「うわぁ〜、イチャイチャしちゃってー
あの2人って、できてるの？」
ハ「あい！ギルド公認のカップルです！」
？「おわああああぁぁぁ」
急に叫び声が聞こえたと思えば、前方から何かが物凄い勢いでこちらに飛んで来るのが見えた
「ナツぅぅう！！？」
桜髪の飛んで来る人は、紛れもなく追っていた彼だ
グ「なんで列車から飛んでくるんだよォ！！！」
ナ「うぉあっ！！」
ル「どーなってんのよ！！」
あたしは頭の中で咄嗟に、ナツがこの後辿るであろう経路を考えた
すると、このままではあたしと正面衝動するという考えに至る
「ナツ！！
ストップ、ストップーーー！！！！」
さすがに焦ったあたしは、両手を前に突き出してストップのジェスチャーをするが、当然ナツは止まらない
グ「危ねぇ！！」
その時、グレイがあたしの前にーーつまり、あたしとナツの間に割り込んだ
ということは、ナツとぶつかるのは、あたしじゃなく……
ゴチィィン！！
ナ / グ「ぎゃあああぁ！！！！」
悲鳴と共に二人は地面へと落下した
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☆命を奪う呪いの笛 �� ☆ 貴方side→←☆命を奪う呪いの笛 �� ☆ 貴方side
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ルル(プロフ) - 美海さん» こんばんは！コメントありがとうございますヽ(*^^*)ノ面白いと言っていただけて光栄です！！ (2017年2月23日 23時) (
レス) id: 2c9c88039a (このIDを非表示/違反報告)
美海 - 面白すぎです(^○^) (2017年2月22日 22時) (レス) id: d6566fb00c (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - ちーさん» こんばんは！コメントのレス、遅れてしまい大変申し訳ありません！！m(_ _)m題名は"獣の奏者"を参考につけさせていただきました(^O^) (2016年12月29日 20時) (レス) id: 7be4fd574b (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 獣の奏者と合わせたものですか？ (2016年12月18日 13時) (レス) id: a1ce0bfd0b (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - Sakuraさん» こんばんは！コメント、ありがとうございます！！レスが遅くなってしまい、すいませんでした…>_<… 気に入っていただけて、良かったです！加筆修正をしたので、ぜひまた読み返してみてください！頑張ります(*´ー｀*)ゞ (2016年7月9日 1時) (レス) id: 7be4fd574b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル | 作成日時：2014年4月12日 15時
