☆笛の怪物 �� ☆貴方 side ページ28
.
「「氷の造形魔導士か！？」」
「「しかし、間に合わん！！くらうぞっ！！！」」
確かに普通の造形魔導士では間に合わない
でも、グレイなら…
間に合わせることができる
ドガガガガガッッッ！！
グレイの前に、大きな扇状の氷の盾が花開く。それはララバイの攻撃を防いだ
「「速いっ！！」」
「「あの一瞬でこれほどの造形魔法を！！？」」
ル「造形魔法？」
ハ「魔力に "形" を与える魔法だよ
そして、形を奪う魔法でもある」
グ「アイスメイク…"槍騎兵"
！！！」
ズガガガガッッ！！！
ララバイ「ゴォアッッ！！」
グレイの魔法がララバイの腹の部分を消し飛ばす。感嘆の声を上げるギャラリー
ル「な…なんて破壊力なの！！」
グ「ルナ！今だっ！！」
「オッケー！」
ララバイの攻撃を避けながら、近づいたあたしは手始めに右脚を斬り落とす
バランスを崩したララバイは傾き、咄嗟に地面に手をつく
「へぇ、そういうところ人間に似てるのね」
ララバイ「小娘がァア！！」
あたしはタンッと地面を蹴りバク転をして、ララバイの攻撃を避けると、漆穢を地面に突き刺した
「…ダーインスレンブ…
漆穢が黒い光を帯び、目の前に大きな魔法陣が展開される。その魔法陣から、大きな黒い狼が姿を現した
あたしの倍はある黒い体、真っ赤な目。鋭く生えた牙は月明かりを受け、妖しく光る
ル「あれがっ……月狼……！」
月「呼んだかしら？ルナ」
「えぇ、戦闘よ
力を貸して。月狼」
月「もちろんよ」
「ありがと」
あたしはそう言って、月狼の背中に飛び乗る
「あたしをあの怪物の真上に運んで！」
月「わかったわ」
月狼はあたしを背に乗せたまま、ものすごい速さでララバイの身体を登っていく
そして、肩まで登った彼女は大きく真上に跳躍する。その瞬間、あたしは月狼の背中から飛び降り、ララバイの真上に落下していく
「はぁぁあああっっ！！！」
ジャキィィィイ！！！
あたしが振るった漆穢は、ララバイの身体を真っ二つに切り裂いた
ララバイ「ヴゥ……ヴガッ……」
真っ二つにされ、もはや動く力すら残っていないララバイに、あたしは冷たい視線を送る
「月狼、消して」
.
☆笛の怪物 �� ☆ 貴方side→←☆笛の怪物 �� ☆ 貴方side
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1315人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルル(プロフ) - 美海さん» こんばんは！コメントありがとうございますヽ(*^^*)ノ面白いと言っていただけて光栄です！！ (2017年2月23日 23時) (
レス) id: 2c9c88039a (このIDを非表示/違反報告)
美海 - 面白すぎです(^○^) (2017年2月22日 22時) (レス) id: d6566fb00c (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - ちーさん» こんばんは！コメントのレス、遅れてしまい大変申し訳ありません！！m(_ _)m題名は"獣の奏者"を参考につけさせていただきました(^O^) (2016年12月29日 20時) (レス) id: 7be4fd574b (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 獣の奏者と合わせたものですか？ (2016年12月18日 13時) (レス) id: a1ce0bfd0b (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - Sakuraさん» こんばんは！コメント、ありがとうございます！！レスが遅くなってしまい、すいませんでした…>_<… 気に入っていただけて、良かったです！加筆修正をしたので、ぜひまた読み返してみてください！頑張ります(*´ー｀*)ゞ (2016年7月9日 1時) (レス) id: 7be4fd574b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルル | 作成日時：2014年4月12日 15時
