☆風の檻 �� ☆ 貴方 s ページ24
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ゴォォオオオオ
「うわっ……！すごい風…！」
あたし達は魔風壁の下を通り、外に出ることができたのだが、あまりに強い風に、しっかりと立ってないと飛ばされてしまいそうだ
白龍には魔風壁を通る前に、帰ってもらった。あの大きい体じゃ、穴通れないしね 。
エ「ナツはどうした！？」
グ「ハッピーもいねぇぞ」
「まさか…ナツ達、先にエリゴールの所に向かったんじゃ…」
ル「あ、あり得る…」
「な…な……」
グ「どーした？ルナ」
「ナツに先越されたーーー！！！
あたしもエリゴールと戦いたかった！！」
ル「そこー！？」
「急いで追いかけるわよ！！
今ならまだ間に合うかも！」
ル「やっぱり、ルナってちょっと変わってるかも……」
.
ガガガガガッッ
あたし達が乗った魔動四輪車はすごい音を立てて、線路の上を進んでいく
ル「これ…あたし達がレンタルした魔動四輪車じゃないじゃん！！」
グ「アイゼンヴァルトの周到さには頭が下がる。ご丁寧に破壊されてやがった」
あたしの傷を手当てしながら、そう言うグレイ
ル「弁償かぁ…」
カゲヤマ「ケッ…それで他の車盗んじゃせわないよね」
ル「借りただけよ！！エルザが言うには！」
「そういうこと
まぁ、なんとかなるわよ」
グ「そうだな。ってか、ルナもっとこっち寄れ
傷口見えねぇだろ」
「もう、これくらいで大丈夫だよ
大した怪我じゃないし…」
グ「どこが大した怪我じゃないんだよ！？」
「う……」
グ「ほら、こっち来い」
グレイは包帯片手に、手招きをする。はーい、と返事をしたあたしは渋々彼に近づいた
カゲヤマ「な…なぜ僕を連れてく…？」
ル「しょうがないでしょ？町に誰も人がいないんだから」
「そう。クローバーの病院に連れてってあげるって言ってるの」
カゲヤマ「違う！！何で助ける！！？敵だぞ！！！
そうか…わかったぞ……
僕を人質にエリゴールさんと交渉しようと…
ブツブツ……」
「暗っ！」
グ「死にてぇなら殺してやろうか？」
ル「ちょっと、グレイ！！」
「大丈夫よ、ルーシィ」
グ「生き死にだけが決着の全てじゃねぇだろ？
もう少し前を向いて生きろよ
お前ら全員さ…」
グレイの言葉にカゲヤマは黙りこんだ
「ね？大丈夫だったでしょ」
そう言ってあたしが笑えば、ルーシィは笑顔で頷いた
ル「うん！」
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☆荘厳な導き �� ☆ 貴方side→←☆風の檻 �� ☆ 貴方side
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ルル(プロフ) - 美海さん» こんばんは！コメントありがとうございますヽ(*^^*)ノ面白いと言っていただけて光栄です！！ (2017年2月23日 23時) (
レス) id: 2c9c88039a (このIDを非表示/違反報告)
美海 - 面白すぎです(^○^) (2017年2月22日 22時) (レス) id: d6566fb00c (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - ちーさん» こんばんは！コメントのレス、遅れてしまい大変申し訳ありません！！m(_ _)m題名は"獣の奏者"を参考につけさせていただきました(^O^) (2016年12月29日 20時) (レス) id: 7be4fd574b (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 獣の奏者と合わせたものですか？ (2016年12月18日 13時) (レス) id: a1ce0bfd0b (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - Sakuraさん» こんばんは！コメント、ありがとうございます！！レスが遅くなってしまい、すいませんでした…>_<… 気に入っていただけて、良かったです！加筆修正をしたので、ぜひまた読み返してみてください！頑張ります(*´ー｀*)ゞ (2016年7月9日 1時) (レス) id: 7be4fd574b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル | 作成日時：2014年4月12日 15時
