☆風の檻 IV ☆ 貴方side ページ21
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グ「エルザ、エリゴール達の本当の目的は…」
エ「ああ。だいたいの話は、アイゼンヴァルトの奴らから聞いた。魔風壁の話もな
それより、カゲと呼ばれていた男を見なかったか！？」
"カゲ"と言う名前から、あたしの頭の中に、髪を縛り"カゲヤマ"と呼ばれていた男の姿が思い浮かんだ
グ「見てねぇけど…」
「あたしも。でも、どうして？」
エ「あのカゲという奴は、確かたった一人でララバイの封印を解除したはず！」
グ「解除魔導士か！？それなら魔風壁も！！！」
「なるほど！だからその男を捜しているのね」
エ「ああ。あいつを見つければ、エリゴールを止められるかもしれない！」
「なら、急いで捜しに…」
その時、あたしの肩にポンと手が置かれた。まるであたしを止めるかのように
グ「ルナはここにいろ」
「な、なんで！？」
グ「その怪我だ。少しは休んでろ」
「この位の怪我、どうってこと…」
グ「ルナ」
じっ、とグレイの瞳があたしを捕らえた
「 ( ズルいよ、バカ… ) 」
心の中でそう呟いて。わかった、と俯き加減でそう言えば、肩に置かれていた手はあたしの頭を撫でた
グ「白龍、ルナのこと頼む」
白「ああ、わかった」
.
「…あたしも行きたかった…」
グレイとエルザがカゲを捜しに行って、残されたあたしはふくれっ面でそう言った
白「しょうがねぇだろ？
魔風壁に突っ込んで行った奏者が悪い」
「そうだけどー…」
白「まぁ、休みを取るのは悪くねぇんじゃねぇか？
魔風壁が解けたら、エリゴールとの一戦が待っている可能性が高い
今の内に休んでおけ」
「はぁ…グレイってあたしを丸め込む天才ね〜
彼には敵いそうもない」
白「さすが、長く一緒にいるだけある……ってか？」
白龍の言うとおり。あたしとグレイは十年の付き合いになる
あたしのお母さんの親友である、ウルに連れられて、あたしの住んでいた街にグレイが来たのがきっかけ
それからあたしとグレイは知り合い、今に至る訳で
「関わりが長いだけあって、あたしはグレイのことを良く知ってる
彼もあたしのことを良く知ってるいるわ……まぁ…一部を除いてだけど…」
グレイがまだ知らないこと。それは魔神獣とあたしだけが知っている
ーーーー あたしの秘密
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☆風の檻 �� ☆ 貴方side→←☆風の檻 �� ☆ 貴方side
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ルル(プロフ) - 美海さん» こんばんは！コメントありがとうございますヽ(*^^*)ノ面白いと言っていただけて光栄です！！ (2017年2月23日 23時) (
レス) id: 2c9c88039a (このIDを非表示/違反報告)
美海 - 面白すぎです(^○^) (2017年2月22日 22時) (レス) id: d6566fb00c (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - ちーさん» こんばんは！コメントのレス、遅れてしまい大変申し訳ありません！！m(_ _)m題名は"獣の奏者"を参考につけさせていただきました(^O^) (2016年12月29日 20時) (レス) id: 7be4fd574b (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 獣の奏者と合わせたものですか？ (2016年12月18日 13時) (レス) id: a1ce0bfd0b (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - Sakuraさん» こんばんは！コメント、ありがとうございます！！レスが遅くなってしまい、すいませんでした…>_<… 気に入っていただけて、良かったです！加筆修正をしたので、ぜひまた読み返してみてください！頑張ります(*´ー｀*)ゞ (2016年7月9日 1時) (レス) id: 7be4fd574b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル | 作成日時：2014年4月12日 15時
