☆風の檻 �� ☆ 貴方side ページ18
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駅員「え…あ…ちょっと…！」
「命が惜しい人は今すぐここを離れて！！
駅は悪い魔導士達に占拠されているわ！！
そして、そいつらはここにいる人間をすべて殺すだけの強力な魔法を使おうとしている！！
できるだけ遠くへ避難して！！！」
スゥ、と息を吸って大声でそう叫ぶと、人々は悲鳴をあげながら逃げて行く
白「でけぇ声」
「うっさい」
白「いじけるなよォ」
駅員「君！なぜそんなパニックになるようなことを！！」
「人が大勢死ぬよりマシだよ
それに今、あたしが言った事は本当のこと
もちろん、あたし達は全力で阻止するつもりだけど…」
白「万が一って事もあるからな
あんたらも避難した方がいいと思うぞ？」
駅員「ひっ！！」
駅員「うぁああっ！！！」
駅員さんも顔を真っ青にしてみんな逃げていき、とうとうあたしたちだけになった
「駅周辺の人は避難させた
人がいなければララバイを使う意味がない
さて、エリゴール達はどう動くか………
えっ…！」
ふと、駅の方を振り返ったあたしは目を見張った。後ろに広がていた、その光景に
白「どうした？」
「白龍…後ろ…！」
白「な、なんだこれ…！？」
「駅が風に包まれている！！？」
ゴォォオオオッ！！
竜巻の中に駅が丸ごと入ったような、そんな状態だ
駅の周りには風の壁が立ち塞がり、あたしが駅の中に戻ることすら危うい
エリゴール「ん？
なぜ
そうか…ヤジ馬どもを逃がしたのはてめえか
獣奏者さんよォ」
「エリゴール！！！」
声がした方、つまり上を向くと、エリゴールが浮かんでいた
白「あいつが"死神エリゴール"…」
「あんたがこれを！？」
エリゴール「てめぇとは一度戦ってみたかったんだがな…
残念だ。今は相手をしているヒマがねえ
中でじっとしてな」
その瞬間、エリゴールがあたしと白龍の方に手のひらを向けた
パァン！！
「きゃっ！」
白「ぐっ！」
そして、同時にエリゴールが魔法であたしと白龍の体を駅の方に押した。すると、あたし達の体はそのまま、駅を包み込む風の中へと吸い込まれてしまった
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☆風の檻 �� ☆ 貴方side→←☆妖精女王と獣奏者 �� ☆ 貴方side
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ルル(プロフ) - 美海さん» こんばんは！コメントありがとうございますヽ(*^^*)ノ面白いと言っていただけて光栄です！！ (2017年2月23日 23時) (
レス) id: 2c9c88039a (このIDを非表示/違反報告)
美海 - 面白すぎです(^○^) (2017年2月22日 22時) (レス) id: d6566fb00c (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - ちーさん» こんばんは！コメントのレス、遅れてしまい大変申し訳ありません！！m(_ _)m題名は"獣の奏者"を参考につけさせていただきました(^O^) (2016年12月29日 20時) (レス) id: 7be4fd574b (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 獣の奏者と合わせたものですか？ (2016年12月18日 13時) (レス) id: a1ce0bfd0b (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - Sakuraさん» こんばんは！コメント、ありがとうございます！！レスが遅くなってしまい、すいませんでした…>_<… 気に入っていただけて、良かったです！加筆修正をしたので、ぜひまた読み返してみてください！頑張ります(*´ー｀*)ゞ (2016年7月9日 1時) (レス) id: 7be4fd574b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル | 作成日時：2014年4月12日 15時
