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城内に入ると内ゲバの被害だろうか、床に穴が空いていた。
長い廊下の奥からコネシマの笑い声が聞こえてくる。
またショッピ君に何か言ったのだろう。
ut「あ、Aちゃ〜ん！ちょっと僕の部屋d「ごめんね、大先生」まだ言ってない！！」
「想像できるし...そういうのには興味が無いので...」
大先生は普段通りヘラヘラと笑ってくれた。
kn「まwまてまて！！ショッピ！！」
shp「このクソ先輩！！」
二人の喧嘩が私の目の前で繰り広げられた。
「ちょっと、ストップ！！」
kn「お、Aやんけ！！！何処に行ってたん?！！！」
「うっさいわ...」
コネシマが反応してくれた。
shp「ほんまにｯ...こいつ...」
「ど、ドウドウ...ショッピ君w」
shp「俺は馬じゃないっすw」
ショッピ君が笑ってくれた。
os「あ、いためう！Aちゃん、お茶会しようや！」
「オスマン、そのお菓子...美味しそう...」
os「せやろ?k国の名物菓子めう！」
オスマンがお茶会に誘ってくれた。
zm「ウェェイ！！」
「ひゃ...」
zm「Aってば反応薄いねん！！もっとキャーとか叫んでや」
ゾムが皆と同じように脅かしてくれた。
tn「ふぁ〜...ってAか」
「お疲れ様、トントン」
tn「Aもお疲れさん」
トントンは優しく微笑んでくれた。
皆、私が知っている彼らとは大きく違っていた。
否、私に記憶が無かっただけで、元から彼らは優しさの塊だったのかもしれない。
目の前にある黒い扉。
この先の統領室にはきっと彼がいる。
地味に重たい扉を開けて、私は統領室の中に身体を滑り込ませた。
gr「A！やっと来たぞ！！今、オスマンが茶を淹れてくれている」
「あははｯ...グルッペンてば、甘味にしか興味ないの?」
gr「甘味だけではない、戦争もだ！！近頃は手応えが弱くてな、もっと強い国が現れないか?」
グルッペンは相変わらずだった。
皆、皆、優しくて。
その優しさは演技には思えなくて
皆の笑った顔も、こうしてもう一度見られるなんて思ってもいなかった。
一緒に笑えるなんて...想像もしてなかった。
"後悔があったんでしょう?"
私は何に後悔していたのか、わからない。
けど、少しだけ目星はついている。
それはほんの一瞬の
短い数十分の間に起きた、肝心な出来事だ。
...
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葡萄。 - わんぱんさん» 最初から見て頂きありがとうございます!!楽しんでいただけたようで何よりです!(^∀^) (2020年8月17日 12時) (
レス) id: 0d09c9d04a (このIDを非表示/違反報告)
わんぱん - 最初から見てきました！面白かったです！素敵な作品をありがとうございました！(^o^) (2020年8月16日 22時) (レス) id: b542029aeb (このIDを非表示/違反報告)
わんぱん - シリーズ物の途中から読んでることにたった今気づきましたww最初から見てきます！(｀・ω・´) (2020年8月16日 20時) (レス) id: b542029aeb (このIDを非表示/違反報告)
葡萄。 - レモンさん» ありがとうございます!恥ずかしい...。 (2020年5月8日 23時) (レス) id: 0d09c9d04a (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 何回も見たくなります。泣ける (2020年5月7日 16時) (レス) id: a277319c5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葡萄。 | 作成日時：2020年1月23日 23時
