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「李、愚痴ならいくらでも聞くよ。ラインで」
ri「ぐすっ...A！！あんたは良き親友だ！！さらばだ我が友よ！！」
李は変なテンションで大学方面に歩き出した。
逆に心配になってしまうが、時間が経てば戻ることだろう。
zm「あいつ...大丈夫なんか?」
「あれでもメンタルは鋼なので」
ショッピ君は李に呼び出されて慌てて来たものだから、荷物を会社に置いてきてしまったらしい。
紫色のヘルメットを被ってバイクで走っていってしまった。
「ごちそう様でした」
zm「おん」
私が無表情で言ったにも関わらず、ゾムは笑顔で返してくれた。
そういえば、私はゾムをどうやって殺したんだっけ?
隣で歩く脅威の横顔が輝いて見えた。
すれ違った女性達がゾムを二度見してから通りすぎて行く。
ごめんね、シッマ。顔面はゾムの方が好みや。
歩きながら両手を合わせて、何処かにいるコネシマを拝んだ。
...
kn「ぶあっくしょぉぉい！！！」
ut「汚ねぇ！！」
...
「此処がグルッペンの家や」とゾムに案内された場所。
「家にしては...広すぎんとちゃう?」
そこには要塞かと間違えてしまうほどの豪邸があった。
庭には戦車の模型まである。
いったいどのくらいの金を費やしたのか、このくらいなら五百万...一億は越えていそうだ。
ゾムは門を開けて、ずんずんと敷地内に入っていった。
私もその後に続く。
通りすぎて行く庭に置かれた様々なオブジェに口が開きっぱなしだった。
zm「グルッペンー！！来たでー！！」
gr「入っていいぞ」
重たい扉を二人で抉じ開けて、内部に潜り込む。
「はあ??!!」
「「「いらっしゃいませ。どうぞごゆっくり」」」
出迎えてくれたのは三十人ほどのメイドさん。
前世の時よりはさすがに少ないが、現代にもなってこんな...
こんなセレブな生活を?!
zm「びっくりやろw?全部グルッペンのもんや」
「えー...金の使い道w募金したらええのに」
ゾムに続いて大きな玄関を通って、ある一室の前で立ち止まる。
そういえばこの家、前世の城の間取りと似ているような?
コンコンコン＿＿＿＿＿＿＿
丁寧な三回ノック。
ゾムは私がノックしたことに驚いているようだった。
この木材、この音、この触り心地。
「統領室を思いだします...」
zm「?」
扉の向こうからは内ゲバの声が聞こえてくる。
そんな騒音の室内から「入れ」というグルッペンの声の後に、「黙れ！！」とトントンの大声が聞こえた。
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葡萄。 - わんぱんさん» 最初から見て頂きありがとうございます!!楽しんでいただけたようで何よりです!(^∀^) (2020年8月17日 12時) (
レス) id: 0d09c9d04a (このIDを非表示/違反報告)
わんぱん - 最初から見てきました！面白かったです！素敵な作品をありがとうございました！(^o^) (2020年8月16日 22時) (レス) id: b542029aeb (このIDを非表示/違反報告)
わんぱん - シリーズ物の途中から読んでることにたった今気づきましたww最初から見てきます！(｀・ω・´) (2020年8月16日 20時) (レス) id: b542029aeb (このIDを非表示/違反報告)
葡萄。 - レモンさん» ありがとうございます!恥ずかしい...。 (2020年5月8日 23時) (レス) id: 0d09c9d04a (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 何回も見たくなります。泣ける (2020年5月7日 16時) (レス) id: a277319c5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葡萄。 | 作成日時：2020年1月23日 23時
