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ぐったりとしている私にトントンがお粥を作ってくれて、大先生は大まかな家事を。
シャオロンは買い物に行ってきてくれた。
申し訳なさすぎる...
「そこまでしてもらわなくても...」
tn「ええよ別に。グルさんの時も俺らは何時もこうやし」
確かに。
総統がインフルエンザになっただけで大騒ぎしてたもんね。
トントンの作ってくれたお粥を食欲は無いが、ありがたく頂く。
ほかほかと温かくて、体がほんのりと熱をおびはじめる。
寒気も少しだが解消された気がする。
「......」
それにしても不思議な光景だ。
大先生が私の目の前で、テーブルに肘をついてニコニコと笑っている。
そんな大先生の頭をシャオロンが叩く。
「きもひわる...熱ッ！！」
sha「ぶはッ...ww」
ut「あああ！！」
底にたまっていたお米はまだ熱くて、舌を少しだけ火傷する。
驚き過ぎて、スプーンを放り投げてしまったが何処へ行ったのだろうか。
「あ、ありがと」
ut「...泣」
どうやらスプーンは大先生のおでこに直撃してしまったらしく、彼のおでこは少し赤かった。
...
tn side
お粥を食べ終わったサキは、再びソファに横になったかと思えばスースーと寝息が聞こえる。
寝るの早くね?
sha「あれやな、^ら^ドえもんに出てくるたびの君みたいやな」
tn「それ以上では??」
可愛いと思ってしまう寝顔を横に、大先生はサキに薄い毛布をかけてやる。
それから此方を向いた大先生はニヤリと口角をあげていた。
「キモッ...」とシャオロンが呟いた。
ut「お前ら、行こうぜ。あの部屋に...」
tn「はぁ?」
大先生が行こうと言っているのは、二階に続く階段の下にある部屋。
詩恵深さんに、入るなとこの間注意された場所だった。
確か、サキも知らない言うてたな。
sha「やめた方がー...って行ってしもた」
tn「シャオロンは待ってて。俺が行ってくるわ」
sha「あーい」
シャオロンに彼女を任せて、俺は勝手に行った大先生の後に続いて部屋の中に入った。
ut「な、何やこれ」
tn「うわ...」
部屋は本棚で埋め尽くされていて、その本棚にも本がぎっしりと詰まっている。
不思議なことに、その本達は全て古ぼけており、中には日に焼けてしまったものや赤く染まっているものまである。
ut「トン氏、見て！」
大先生はロッキングチェアに置かれた一冊のノートを手に取る。
ノートの表紙には「日記」と記されていた。
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葡萄。 - わんぱんさん» 最初から見て頂きありがとうございます!!楽しんでいただけたようで何よりです!(^∀^) (2020年8月17日 12時) (
レス) id: 0d09c9d04a (このIDを非表示/違反報告)
わんぱん - 最初から見てきました！面白かったです！素敵な作品をありがとうございました！(^o^) (2020年8月16日 22時) (レス) id: b542029aeb (このIDを非表示/違反報告)
わんぱん - シリーズ物の途中から読んでることにたった今気づきましたww最初から見てきます！(｀・ω・´) (2020年8月16日 20時) (レス) id: b542029aeb (このIDを非表示/違反報告)
葡萄。 - レモンさん» ありがとうございます!恥ずかしい...。 (2020年5月8日 23時) (レス) id: 0d09c9d04a (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 何回も見たくなります。泣ける (2020年5月7日 16時) (レス) id: a277319c5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葡萄。 | 作成日時：2020年1月23日 23時
