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shp「会長...?」
「...ショッピ君」
ショッピ君の顔を見た瞬間、ぶわっと涙が目に浮かんだ。
一緒に来た人たちではないが、知り合いに会えたことで不安な気持ちから安堵へと変わる。
「ショッピ君！！」
shp「何すか、会長気持ち悪いです」
溢れてくる涙を拭って、泣き顔を見られるのが恥ずかしいため、両手で顔を隠す。
shp「泣いてるんすか」
「...う、るさい」
さらに縮こまる私を見てショッピ君は溜め息をついた。
隣で何か物音がしたと思い、目を右に向けると私の隣にショッピ君が腰を下ろしていた。
「誰、と来てたん...」
shp「ロボロさんと大先生と来てました」
逆に誰と来たんだ、とショッピ君が私に問いかけるが、私は答えるどころか反応すらしなかった。
それを見てどう思ったのだろうか。
ショッピ君はもう一度大きな溜め息をついた。
「ご、め...」
頭の上に何かが乗った。
それはとても優しい温かさに包まれていて、二回ほど私の頭を優しく叩いた。
shp「コネシマさんと来てたんすよね、連絡入れておきましたから」
「うぅ...一生、感謝し、ます」
shp「じゃあ、後日何か一つお願い聞いてくださいよ」
「わがりました...」
ショッピ君と一つ約束をする。
思いきって顔を上げてみれば、うっすらと笑みを浮かべた彼の顔があった。
kn「あ、おったおった！」
sha「迷子のAちゃんを迎えに来ましたよぉ〜」
すると、ショッピ君が連絡を入れてくれたおかげで、コネシマたちが迎えに来てくれた。
泣き顔の私を見てシャオロンはカラカラと笑い声をあげる。
チーノ君は何度もすみません、と頭を下げてきた。
「ありがとう、ショッピ君」
小さくなっていく彼の背中にお礼を言った。
振り向いたショッピ君は何かを言ったようだが、周りの騒音にかきけされて聞こえなかった。
ci「姐さん、すいません！」
kn「あっはっはっはw姐さんって！」
「だから、もう大丈夫だから後輩君！」
sha「そんじゃ、残りの屋台回ろうや」
それからはコネシマとシャオロンが買ってきた食べ物を摘まみながら、階段に座って花火を見た。
どんどんと打ち上げられていく花火を見て、哀しいと思ったのは今回が初めてだ。
『僕はこの国の、前の統領でした』
前世など忘れたい、そう何度思ったことだろうか。
「楽しかったぁ...またね、シャオちゃん」
sha「またな」
結局、景品はグルッペンに自慢することができなかったが、コネシマに散々羨ましがれていい気分だった。
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葡萄。 - きらさん» 当てられちゃいました... (2020年3月15日 0時) (
レス) id: 0d09c9d04a (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - もしかしてぴくとさん覚えてる？ (2020年3月15日 0時) (レス) id: 18dddafee1 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄。 - しおっちさん» ほ...本当だ！！凄い...なんか物騒なものばかりだ！！ (2020年3月3日 23時) (レス) id: 0d09c9d04a (このIDを非表示/違反報告)
しおっち - 凄くないですか！！ (2020年3月3日 20時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
しおっち - １８７８２(嫌な奴)＋１８７８２(嫌な奴)＝３７５６４(皆殺し)になりますよ！ (2020年3月3日 20時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葡萄。 | 作成日時：2020年1月23日 21時
