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「あれ、シャオちゃん」
sha「なんや、ヒノか」
それは朝の通学路でのこと。
ばったり出くわした人はシャオロンだった。
一応、彼とは幼馴染みという設定であるため、別に通学路が一緒ということに不快感は覚えなかった。
「何時もはもっと早い時間に行ってるよな?」
sha「今日は寝坊したんよ〜でも朝練無いからラッキー！」
少し跳ねている横髪が彼の動きにあわせてピヨンと動いた。
「そうだ、シャオちゃんは進路決めてる?」
sha「まだや。そろそろ決めなアカンけど...」
「決めなきゃって思っても...なかなかねぇ?」
未来のことを考えることが、こんなに難しいなんて幼少だった自分はわからないだろう。
「昔はプリキュアになりたい！...とか言ってたな。教えてやりたい、無理だって」
sha「子供の夢を壊すなや。サンタが親って気づいた瞬間の弟の顔ヤバかったで」
こんな顔、とあんぐり口を開くシャオロンの顔を見てクスクスと笑ってしまった。
sha「笑えるやろ??そんでー...あ、ショッピ君じゃね?」
少し開けた通路の端に止まっている黒に紫のラインが入ったバイク。
後ろ姿からしてもショッピ君だとすぐにわかった。
「おはよう、ショッピ君」
shp「チッス」
sha「よっ！...あー...俺、コネシマ迎えに行ってくるわ！またなお二人さん」
「え、シャオちゃん?!」
またなー、と爽やかに過ぎ去っていった不人気。
コネシマを迎えに行く...シッマならとっくに電車に乗っている頃だと思うのだが。
「まあいいか。バイクついに買ったんやね」
shp「はい、会長に見せたかったんで来るの待ってました」
「おお！」
新品でピカピカとしているバイクが、陽に照らされることで余計に格好よく見える。
shp「乗りますか?」
「いいの?!」
二つ目の黒いヘルメットを私に寄越すショッピ君。
準備が早くて素晴らしいな。
shp「しっかり捕まっていてください、落ちたら引きずって学校まで持っていきますんで」
「ちゃ、ちゃんと拾ってよ?」
ショッピ君の冗談に不安を抱きながらも、彼の肩に掴まる。
私が掴まったことを確認したショッピ君は、エンジンをかけてバイクを発車させた。
「あはは！速いね、ショッピ！」
shp「あんまり揺らさんといてください！！」
初めてバイクに乗った私のテンションは最高潮。
次々と通りすぎていく車や人、建物を見るたびに楽しくなってくる。
私の笑いにつられてか、ショッピ君も楽しそうに笑っていた。
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葡萄。 - きらさん» 当てられちゃいました... (2020年3月15日 0時) (
レス) id: 0d09c9d04a (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - もしかしてぴくとさん覚えてる？ (2020年3月15日 0時) (レス) id: 18dddafee1 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄。 - しおっちさん» ほ...本当だ！！凄い...なんか物騒なものばかりだ！！ (2020年3月3日 23時) (レス) id: 0d09c9d04a (このIDを非表示/違反報告)
しおっち - 凄くないですか！！ (2020年3月3日 20時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
しおっち - １８７８２(嫌な奴)＋１８７８２(嫌な奴)＝３７５６４(皆殺し)になりますよ！ (2020年3月3日 20時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葡萄。 | 作成日時：2020年1月23日 21時
