14 体育祭コロシアム ページ19
「作戦としては、私が囮ってわけね...?」
rb「せや。戦力重視で考えるとしたら、そうなるわ」
陣地のテント下で集まった赤団は、コロシアムの作戦を確認中だ。
あらかじめ考えていた作戦に加えて、私が囮になるらしい。
え、嫌に決まってるじゃん。でもそんなことを言ったら皆に迷惑がかかるでしょう?
tn「えー一年特攻隊がスズキ、クボタ、アマシタ、ぶるーく。
二年特攻隊がカワシマ、アズキ。
三年特攻隊がカナザキ、ヨシザワ、俺、ひとらん」
名前を呼ばれた者は同じ隊同士でまとまる。
全員が振り分けられた時には、私は一人席に座っている。
「ぼっちやん」
tn「お前は囮や。できるだけ多くの奴を引き付けろ」
「わかってますよぉ...」
ナイフをくるくると回しながら、トントンへ言葉を返す。
前世が軍人という奴が多いこの高校。
脅威となるゾム、暴力性を兼ね備えたシャケ君がいる緑団は圧倒的有利だ。
そんな緑団に対して此方は復讐鬼がいれば、粛清の書記長、ぶるーく君がいる。
視野の広いロボロ、スマイル君も。
青団には近距離のコネシマ、司令塔のなかむ君。
グルッペンは...戦えるのかよくわからない。
gr「残り時間一分前。それぞれ位置につけ」
ht「じゃ、ヒノ。頼んだよ」
「おっけー」
ひとらんとグータッチを交わした私は、ロボロに指示された木の上に登る。
この姿を見た観客は目を点にしている。
gr「さあ、諸君...戦争を始めよう」
グルッペンの開始の言葉で戦争は開戦。
野球部でよく使っていた大きなモニターには制限時間だろうか、39:54:10と表示されている。
「あはは！始まった始まった！」
実際、提案には却下していたが、ものすごく楽しみにしていたのだ。
校庭の真ん中には流石に、どの団も人を送っていない。
赤団は陣地付近を占領、青団は体育館を占領、緑団も陣地付近を占領。
rb「ヒノ！青団のところへ走って行け！」
「了解」
ロボロの合図で木から飛び降りると、右手にナイフを持って体育館へと走り出した。
na「...！中央からかいちょ...日比野さんが来てます！」
gr「指示を頼むぞ」
na「はい！まずは...」
なかむは多くの団員の中から、一人名指しで指名した。
na「ぴくとさん、日比野さんの動きを止めてください」
pi「俺...かぁ」
なかなかいい目をお持ちで。
ぴくとと呼ばれた白色は、やる気に満ちた目をしていた。
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葡萄。 - きらさん» 当てられちゃいました... (2020年3月15日 0時) (
レス) id: 0d09c9d04a (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - もしかしてぴくとさん覚えてる？ (2020年3月15日 0時) (レス) id: 18dddafee1 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄。 - しおっちさん» ほ...本当だ！！凄い...なんか物騒なものばかりだ！！ (2020年3月3日 23時) (レス) id: 0d09c9d04a (このIDを非表示/違反報告)
しおっち - 凄くないですか！！ (2020年3月3日 20時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
しおっち - １８７８２(嫌な奴)＋１８７８２(嫌な奴)＝３７５６４(皆殺し)になりますよ！ (2020年3月3日 20時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葡萄。 | 作成日時：2020年1月23日 21時
