5話 ページ5
「大丈夫か?」
「…だ、大丈夫です。」
絶対に会うことはできないと思っていた存在。それが今、目の前にいる。
それは、綺麗な金髪を三つ編みでまとめている少年、そしてその隣には大きな鎧がいる。Aがよく知っている人物だ。
「えっと、Aと言います。あの、助けてくださって本当にありがとうございました。」
「ううん、君が無事でよかったよ。
あっ、ボクはアルフォンス・エルリック。宜しくね。」
頭を下げながら感謝を述べると、アルフォンスは見かけにかけ離れた優しい声で気にするなと言ってくれる。
やっぱりアルフォンスは優しいなぁ…。
「俺はエドワード・エルリックだ。しっかしお前…何であんな所にいたんだ?」
「え……っとー……。」
Aは焦った。本当のことを言っても信じてもらえるかどうか不安だったからだ。ましてや、真理の扉を通ってきましたなんて言えば、この二人には当然驚かれるだろう。
「話せば長くなるというかー…この話聞いても信憑性がないというか…そもそも私もまだ少し混乱してて。」
あはは、と苦笑いすれば前に座る二人は何言ってるんだろうと言った顔をしていた。
すると、不意にアナウンスが入る。どうやら目的の駅にそろそろ到着するようだ。
「あ、そろそろ駅に着くよ、兄さん。」
「とりあえず、お前の話は後だな。先ずは…」
こいつらを降ろさなきゃいけねぇ、と親指で指す方には、二人がやったであろう捕えられている青の団の人たちがいた。
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キラ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみに待ってます! (2018年11月3日 17時) (レス) id: 4b08e8e764 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - エド落ちキタあああ! (2018年9月30日 12時) (レス) id: 4351e9dc27 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - すごいなあ、彼女ちゃんは身体はってでも、二人を守ろうしたのね、それにエドは彼女ちゃん好きなんだ次回はどうなるのかな楽しみです (2018年7月3日 8時) (レス) id: 593bd57e41 (このIDを非表示/違反報告)
まーぶる(プロフ) - 晋陽さん» ひぇぇぇコメントありがとうございます!!頑張ります!これからも宜しくお願いします!ちなみに私もグリリン好きです← (2018年1月29日 22時) (レス) id: 88c9b03fcd (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - とっても面白いです!更新頑張って下さい!ちなみに、グリリンが好きです!← (2018年1月29日 19時) (レス) id: 8ef45f8c23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まーぶる | 作成日時:2017年12月27日 13時