一花咲いて。 ページ3
「…」
緑のシンプルなジャージをはおった長い青緑の髪の少女、Aは、
命の恩人である響木正剛に言われ、雷門中へ向かっている。
「えぇっと…あ。」
地図を頼りに歩いていけば、見えて来たのは大きなイナズママークがシンボルの中学校。
「…よかった。迷子にならずに済んだ…(ﾎｯ」
目的地の、雷門中学校であった。
「失礼します」と言いながら靴を脱いで体育館にあがるA。
彼女より早く着た者もいるようで、既に人がちらほらと居た。
「お?何だお前。見かけねー顔だけど、お前も呼ばれたのか?」
「女も呼ばれてんのか?」
「あ。初めまして!」
何人かが彼女を見て思い思いに言葉を発する。
「…っ!」
知らない人ばかりで怖くなったのか、Aは体をこわばらせて隅の方へ走っていく。
「なぁ!」
「ひぅっ!?」
急に話しかけて来たのはピンクの髪によく似合うゴーグル。
「あ、ワリ、ビビらせちまったか」と笑うその顔は太陽を連想させる少年。
「俺、綱海条介ってんだ!んで、お前の名前は?」
「あっ、えと、命情A、です…っ。」
「Aか!よろしくな!(ﾆｶｯ」
「は、い…。」
怯えるように目をそらすAに「なんだよーノリ悪ぃなー。」
と言って目線を合わせるようにしゃがむ。
綱海「ま、仲良くやってこーぜ。」
綱海がAの頭に手を乗せようとした瞬間
「っ!(ﾀﾞｯ」
いきなり綱海から離れ、逃げるように向こうの方へ走り去ったA。
綱海「あ、おい!…どうしたんだ?ノリも悪ぃし…
けど、本当にノリ悪ぃ訳じゃない気がするんだよなー。」
「ま、あとで仲良くなりゃいっか」とAから視線を外す綱海。
「…また、逃げちゃった。」
「御免なさい。」と呟く彼女の声は、人もだいぶ集まって賑やかになってきた
周りの声にかき消された。
二花咲いて。→←水やり―発芽 …せってい… (12月15日変更！)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2020年5月20日 23時) (
レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
みっくす。 - この小説、とっても面白いです！！逆ハーってのがいいですね！ 更新待ってます！ (2019年4月14日 15時) (レス) id: ebaa9545e3 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - この小説最高です、逆ハー原作なのが最高です！不動と鬼道最高です！更新再開楽しみにしています！頑張って下さい！ (2018年10月14日 18時) (レス) id: 097333551a (このIDを非表示/違反報告)
クレア - この小説大好きです！続きがみたいです！更新お願いします･ﾟ･(｡>д<｡)･ﾟ･ (2018年5月11日 22時) (レス) id: e762c2a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
華衣 - このコメント、小説を見ているならこの小説を更新してください。この小説が好きなんです！！ (2017年5月28日 16時) (レス) id: 9a19707e3c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽよよ☆ | 作成日時：2014年11月2日 15時
