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記憶が十四。 ページ19

暫くお互い動かずにいたが、先に地を蹴ったのは巨大な悪霊の方だった。
Aはそれを軽々とよけ、両手を真横に構える。



「【ブラッディ・ランチタイム】!」


周りに血ぬられたフォークやナイフ、皿の破片などが現れ、次々と悪霊に突き刺さっていく。

悪霊は少し苦しむが、すぐに反撃。

Aはこんなに早く反撃されると思っていなかったのか、かわしきれず
軽く傷を負った。

「…フフッ、ちょっとは楽しメる、カナ?(ニヤッ」



相変わらず、好戦的な笑みを浮かべ続けるA。

「…ちょっとダケ、本気出しテみヨウかなっ★」


地を蹴って高くジャンプ。

空中で軽やかに舞いながら、素早い動きで相手を撹乱させていく。


巻き起こる風に隠れながら、相手の急所を確実に狙って斬り付ける。
斬った所からは、真っ赤な血が。

酸素に触れてどす黒くなりながら、血は床へ落ちて行く。


悪霊の胴体に、一筋の光が見えたと思えば、悪霊の体は
赤黒い血を大量に噴射させながら二つに分かれ、不気味な断末魔をあげて消えて行った。



「…こんなニ楽しいオモチャ、簡単に殺しタくナカったけド…。
 悪いヤツなんダシ、仕方ないか♪」


先ほど出した技「ブラッディ・ランチタイム」のナイフをいつの間にか手に持っていた。

そのナイフを消したと同時に、姿はもとのほわほわした容姿に戻っていく。


「ふぅ。さいきん、《ブラッドフィーバー》がいきなり発動する事が
 多くなってきたです…。気を付けなきゃ。」


彼女は、自分の性格が変わることを《ブラッドフィーバー》と呼んでいるようだ。





「…あれ?」


僅かに光を反射させて光る、金属の様な物。

「散らかってしまったナイフとかでしょうか…?」





だが、それはナイフではなかった。


半分に割れた球体の中心部によどむ不気味な闇。
無機質な音を立てて減っていく、時間と思われる数字。


Aは、本能的に危険を察知した。







「逃げなきゃっ!!」

終わり ログインすれば
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←記憶が十三。



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設定タグ:スマブラ , 逆ハー , 亜空の使者   
作品ジャンル:アニメ
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アヤ - とっても面白いです。更新頑張ってください。 (2019年3月23日 20時) (レス) id: 3795757b52 (このIDを非表示/違反報告)
リィナ - とても面白いです。 (2015年2月17日 22時) (レス) id: 7ed1b4ea9f (このIDを非表示/違反報告)
柳犬 - 更新頑張って下さい(>_<) (2014年12月5日 21時) (レス) id: 1fd0077a60 (このIDを非表示/違反報告)
ぽよよ☆(プロフ) - 柳犬さん» 返信遅れてすみません!応援ありがとうございます!人型キャラとも頑張って絡めていきたいですね…ちなみにこの話の後の日常編は、人型もジャンジャン絡ませる予定ですよっ♪ (2014年10月30日 23時) (レス) id: bd9ba4a499 (このIDを非表示/違反報告)
柳犬 - これすごい面白いです!!応援してます!更新頑張って下さい!ちなみに私はリンクが好きですね(*´▽`*)← (2014年10月25日 19時) (レス) id: 1fd0077a60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽよよ☆ | 作成日時:2014年9月27日 23時

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