七十二口目 ページ8
貴方side
誘拐事件の実行犯たちを捕まえてから何日か経った。
明日はいよいよ開戦だ。
ショ「Aさん。物資整理は終わりましたか」
『あ、はい。終わりました』
ショ「じゃあ積み荷に乗せましょうか」
『はい』
開戦に向けて、僕らは2日かけて
街の人たちを隣国へ避難させていた。
今はその際に必要な食料などを運んでいた。
ショッピさんと二人で積み荷に乗せていくと
背後から鬱先生に声をかけられた。
鬱「やーほー。精が出るねぇ」
煙草を吹かしながら手を上げ近寄ってくる大先生は
少し疲れているように見える。
鬱「やっと点検全部終わってさぁ〜、ニコチン切れてやばかったわ」
『お疲れ様です』
ショ「そのままこっちを手伝ってくれてもいいっすよ?」
鬱「嫌やわもう〜」
せっせと積み荷を運びながら会話するショッピさんを
横目にして自身も物資運びを再開させる。
大方ショッピさんが運んでくれたお陰で作業はすぐに終わった。
鬱「そう言えばさぁ、聞いたでA!
綺麗なお嬢さんを街で助けたんやろ?羨ましいわぁ」
ずっと後ろで作業を見ていた大先生が唐突に言った。
『え、いや、あれはゾムのおかげですよ』
鬱「でも混乱しとる女性を落ち着かせて
話を聞き出したんはAなんやろ?強くなったなぁ」
ショ「確かに以前と比べると体も心も強くなったと思いますよ」
大先生と同じ様に煙草を吹かしながらショッピさんは目を細めた。
『ショッピさん達のおかげですね』
それを聞いて嬉しげに微笑むショッピさん達の表情に、
僕は僕を助けてくれたこの人たちに
恩返しができるほど強い人間になろうと思った。
この笑顔を、彼らを守れる人になろう。
たとえそれが、
________________自分を犠牲にすることになるとしても
-------------
長い間更新をサボってしまいすみません!!!
今年は特に忙しく書く暇がなかなかありませんでした…。
それでもこの作品は最後まで書き上げるつもりですので、
気長に待ってくださると幸いです。
いつも読んでくださっている方々に感謝であります!
本当にありがとうございます!今後ともよろしくお願いします。
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ルーカス - 応援してます〜！(≧∇≦*) (2019年5月1日 19時) (
レス) id: 9beb8a0104 (このIDを非表示/違反報告)
鯨の鼻血(プロフ) - ルーカスさん» ありがとうございます!おかげ様でここまで書いて来られました!更新頑張ります! (2019年4月26日 21時) (レス) id: 20d59815cf (このIDを非表示/違反報告)
ルーカス - 続続編おめでとうございます！！続きめちゃめちゃ楽しみにしてます！ (2019年4月21日 13時) (レス) id: 9beb8a0104 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼻血 | 作成日時：2019年4月21日 2時
