黒バス 短編集 【オレンジ】

【青色のキス】　青峰大輝　燐華sリク ページ40

蒼い天井に、白い床。
　
風が心地よい程に吹いている。
　
ふと、目に映ったのはいつもの桃色の髪じゃなくて…。
　
　
「ここに居たんだ、青峰君。」
　
はしごを登ってきたのは、さつきじゃなくて同じクラスのA。
　
「何しに来たんだよ、さつきに言われて来たのか？」
　
俺の質問にAは顔を横に振った。
　
「違うよ？さつきちゃんは関係ないよ。」
　
にこっ、とバスケ部マネージャーはにこやかに笑った。
　
「じゃあ、今吉サンか？」
　
さつきじゃなきゃ、俺を探すのはあの人くらいだ。
　
「違う違う。どうして、そう勘ぐるかなぁ？」
　
はぁ、と呆れの溜め息をAは吐く。
　
「あたしもサボりに来たの。ちょっと、疲れちゃった。」
　
そう言って、Aは俺の隣で横になった。
　
制服ではなく、ジャージ姿だからか人の目も気にせず横になっている。
　
「いいのかよ、真面目なお前がサボったりしてよ？」
　
「真面目は関係ないんじゃない？まず、あたし真面目じゃないし。」
　
真面目なAに『真面目じゃない』と言われても皮肉にしか聞こえない。
　
「じゃあ、マネージャーとしてだ。サボっちゃダメだろ、普通。」
　
「逆に言うけど、選手もサボっちゃダメだぞ？」
　
「生意気。」
　
蒼い天井の下、レモン味のキスをした。
　
　
青色のキス
　
君色の甘酸っぱい、初恋のキス。
　
　
(あー！！青峰君、やっぱりここに…あれ？)
　
(あ、さつきちゃん。今吉さんに頼まれてさぁ)
　
(やっぱ、あいつの差し金かよ！？)
　
　
燐華s
　
リク、ありがとうございました。
　
青峰と赤司の締めが一緒だった気がするのですか、
　
それは私の文力の無さによるものです、すみません。

【それが君の】　赤司征十郎　しっくsリク→←【調教】　赤司征十郎　燐華sリク

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す