黒バス 短編集 【オレンジ】

【向日葵】　火神大我　ゆりな(*/ω＼*)sリク ページ25

太陽の方向にいつもまっすぐ向いて咲き誇る向日葵。
　
夏にぴったりな元気で明るい花だ。
　
俺にも、そんな向日葵みたいな存在がいる。
　
　
「A。」
　
部活へ行く前に、いつも立ち寄るAの居る教室。
　
「あ、大我。ちょっと、待ってね？」
　
机の中に整理されて入れられていた教科書を鞄の中に詰めて
　
Aはパタパタと俺の方に走ってきた。
　
「ごめんね？遅くなった。」
　
謝罪の想いがこもった笑顔をAは見せた。
　
「別に、部活には十分間に合うんだから謝んなくても。」
　
俺は、１５ｃｍくらい差のあるAの頭を
　
髪がくしゃくしゃになるまで思い切り撫でた。
　
「ちょっと！今日は、綺麗に整ってたのに！」
　
ぷくー、と頬を膨らませていじけるAだけど
　
すぐに頬は笑みを描いて、向日葵みたいに笑った。
　
「今から部室まで、競争ね？よーい、スタート！」
　
「は？え、おい！」
　
もうすでに、Aは結構前を走っていて
　
「遅いぞー、大我！」
　
と、挑発にも思える言葉を俺に掛けていた。
　
「Aよりは、遅くねぇよ！」
　
５０ｍくらいあった距離は、一気に縮まって余裕で俺はAを抜かした。
　
「えー、反則。本気出すとか有り得ないぃ。」
　
「Aに負けるとか俺のプライドが許さねぇ。」
　
Aは、ぷっ、と噴き出して
　
俺の方をまっすぐ見て、元気な明るい笑顔で笑った。
　
「馬鹿じゃないの？」
　
　
向日葵
　
俺だけの可愛い、元気な向日葵。
　
　
(馬鹿じゃねぇよ。)
　
(ううん、馬鹿。)
　
(何にでも本気すぎる馬鹿だよ。)
　
　
ゆりな(*/ω＼*)s
　
火神、リクありがとうございました。
　
なんか、火神じゃないような気がしてなりません。
　
火神なんでしょうか、これ。
　
　
よければ、またリクしてください。

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