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８ ページ11

陽「行ってらっしゃい。」

優しく微笑む陽ちゃんにはきっと分かっているのかな。

楽屋からそっと抜け出し、非常階段まで出た。

此処ならだれにもばれない。せめて、今だけは。

どのくらい時間が過ぎたのだろう。

私を探す声が、大好きなあの声が、聞こえてきた。

賢「Aー？どこおんのー？」

それと同時に他のメンバーの声も。

陽「賢志郎、もうちょっと楽屋で待っとかん？」

信「そうそう、外におるんかもしらんし。」

賢「やけど…。」

陽「まぁまぁ、後で連絡しとくから。」

そうやって去って行った足音に救われた。

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設定タグ：芸人 , 川西賢志郎 , 河井ゆずる   
作品のジャンル：恋愛
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作者名：深山径 | 作成日時：2020年4月4日 0時

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