授業中、何してる？【オリジナル小説】

授業をきいてるフリをしてるよ！ ページ7

「終わったぁ〜」

ウチはそう言ってあくびをする。

まぁ、授業聞いてないんだけどね。

聞いてるフリをして、頭の中では別のことを考えてる。

ウチは真面目に授業を受けれるほどいい子ちゃんじゃない。

だから聞いてるフリをしてる。

そうしないと先生に目をつけられるから。

このクラスには真面目な人がほとんどいない。

だから、数少ない真面目な人をウチは尊敬してる。

特に尊敬してる人は今、次の授業の準備をしていた。

さすがだなぁ……と思った。

だけど、その人の次の呟きに愕然とした。

「授業はそこまでちゃんと聞かなくてもいいのだろうか？」

そんなわけない。このクラスがたまたまこういうクラスなだけだ。

この人は、他人に左右されない人なんだと思ってた。どんな時でも自分が信じた道を進むような人だと。

【人は皆、自分が人と違うことをしてると迷うのだろうか？】


ウチは、その人に「ひどい」と呟いた。

上にはないことかな！→←寝てる((ｷﾘｯ←

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