授業中、何してる？【オリジナル小説】

なななな何を言ってるの？ままま真面目に授業を受けてるヨ？← ページ2

「うぅ……授業めんどくさい……」

ウチはそう呟いて、机に突っ伏した。

ウチの家は有名な病院だ。

親はいつもウチに「テストで高得点をとれ」とか「学年1位になれ」とか「いい高校に行けよ」とか言ってくる。

それに、先生からも期待の目を向けられる。

廊下で会うたびに、「お前はいつもよく授業を受けてるからな。今日も期待してるぞ」などと声をかけられる。

ハッキリ言ってストレスしかたまらない毎日だ。

そんな毎日でウチがやってることは、いい子ちゃんのフリだった。

それなりに勉強はできる。だけど授業をきく気にはなれない。だから、どんな問題にもとりあえず手を挙げて答えるのだ。

幸い、それで失敗したことはない。

そうやってウチは、真面目でいい子のフリをしてすごしている。

だけどときどき不安になる。

ウチがいい子ちゃんのフリをしてるのがバレて、怒られるのではないか。

【いい子ちゃんのフリはダメなの？】


そんなウチに向かって、1人の男子が「嘘つき道化」と言った。

本読んでる→←真面目に授業受けてます!!普通でしょ？

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