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「それでは最後、店長〜?」
「ご指名ありがとうござ…美乃!?」
『ッww』
「あ、修羅場や」
「自分のペースに持って行ったな」
「www」
「良いよ良いよ!」
「お前、何でこんなところに!?」
『…そういう翔さんだって、ホストやってるって本当だったんだ』
「誰からその話聞いた?」
『そんなことはどうでもいいでしょ』
「重めの修羅場やりきるのか…?」
「普通にえぐくて帰りたいんやけど」
『いくら音楽が上手くいかないからってホストやる必要なかったじゃん』
「そりゃ、やりたくなかったけど金稼ぐには一番手っ取り早かったから…!」
『私だって稼げる年齢なんだから、バイトだって掛け持ちしてるし!』
「美乃は兄弟だっているだろ。末っ子の自分が家を先に出るなんてしたくないって、実家に残ってるじゃんか」
「あ、そうなんだ」
「複雑な家庭だな」
「俺がシンガーソングライターとして大成すればホスト辞めるから…曲も配信し始めてるしもうすぐだよ」
『…それなら、良いけどさ』
「美乃には不安な思いをさせちゃって申し訳ない」
『別に』
「怒ってるじゃん」
『人に黙ってホストして、嘘だとしても女の子口説いてるとか?別に怒ってませんし』
「怒ってるじゃん…」
「嫉妬てぇてぇ!」
「犬山、これ演技だってこと忘れてないか?」
「忘れてますね」
『嫁に嘘ついてた罰なんだけどさ』
「うん?何も聞いてないが?これ以上アドリブしんどいが?」
『今までどんな口説きやってたのか実践してみてよ。いま』
「はぁ!?」
「良いですねぇ!」
「面白くなってきました」
「私じゃなくて良かった」
「………」
『…』
「わかったよ!やればいんでしょやれば!」
『……いや、やっぱ無し』
「はいぃ?」
『恥ずかしくなってきたから無しで』
「正気に戻りましたね」
「これで正気に戻ったら続行は無理だわなw」
「絶妙なタイミングやなぁw」
「今日は、朝まで独り占めしてくれる?」
『ぎゃあ!言わないでぇ!』
「あ、ドS店長や」
「空中さん可哀そうに」
「最高!」
「はーい!終了でーす!では夢追くんにいくら入れますか?」
『シャンパンタワーと頭殴る用にオリシャン1本で』
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作者名:ヨッシー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyoui1/
作成日時:2023年6月11日 15時