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・ ※ ページ13

気が付けば私は階段の踊り場に倒れていた。
体中が悲鳴を上げている。右肩が特に痛い。声を上げられないほどに。

『ひっ、、、ふ、、はっ、、、』

私が立っていたはずの場所を見れば、黒いジャンバーを着た不精髭に眼鏡をかけた男が去っていくのが見えた。
あぁ、私は突き落とされたんだ。生きなきゃ、生きたい、生きたい。
こんな、こんな訳が分からないことで死にたくない!

動かすだけで響く痛みに耐えながら、鞄からスマホを取り出す。
良かった、今の衝撃で壊れてなかった。

緊急連絡のボタンを押し、救急車に連絡をする。
途切れ途切れの言葉で申し訳ないけれど、状況と住所を教えることはできた。

通報できたことに安心したのか、アドレナリンが切れて意識が遠のき始めた。
死にたくない、死なないで、お願いだから。













































『……う』

白い天井、知らない臭い。体のだるい感覚。
ここは___。

「美乃!!!大丈夫!?わかる?」



『………お母さん』



あぁ、私は生きている。

Twitter→←それは唐突に※



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ヨッシー(プロフ) - 柚葉さん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです! (2023年5月13日 21時) (レス) id: f4f0a0a1d1 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - このシリーズとっても面白くて大好きなんです!更新頑張って下さい! (2023年5月13日 19時) (レス) @page33 id: c43a5d752c (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - 栞華さん» コメントありがとうございます!やっと界隈が落ち着いて私も一安心してます。 (2023年3月15日 18時) (レス) id: 95ee8f64c0 (このIDを非表示/違反報告)
栞華(プロフ) - 待ってました!!公開ありがとうございます!! (2023年3月15日 18時) (レス) id: ccdafaece3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨッシー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyoui1/  
作成日時:2023年2月10日 19時

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