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あの後、俺が部屋に戻るとそこには音無先生しかいなかった。
「あ、音無先生。今日は遅れちゃってすみません。」
完全にくつろいでいる様子の音無先生に頭を下げると、座るように促された。
「霧野くんさぁ、いつまでそうやっている気なの？」
「えっ、いつまでですか？」
俺は今日の遅刻の事を言われているんだと思い、答えた。
「もう絶対に時間に遅れたりしません！選手として、先輩として責任を持って行動します！」
「…ぷっ、あははっ」
「…は？」
真剣に答えたのに笑い出す先生に戸惑う。
「やっぱり、あなた霧野くんね？」
どういうことだか、全く訳がわからない。
「私、最初に話し掛けた時『霧野くん』って言ったんだけど。否定しなかったわよね？それに答えてる時あなた、選手としてって言ってたわよ！ふふ、やっぱり、霧野くんなんでしょ。」
しまった。完全にハメられた。その上墓穴掘った。
「はぁ、そうですよ。霧野です。」
「…みんなにはバラさないの？」
「え…？」
「みんな霧野くんがいないと寂しいみたいよ？早くバラしちゃえば？」
「それは…」
それは、わかってる。狩屋にも直接言われたしな。
でも、やっぱ一回女として入っちまうとバラしたらどうなるんだろうって、凄く不安になるんだ。
だから、言わないんじゃなくて、言えない。バラせない。
どうしたら最善なのかなんて、俺にはわからない。
「霧野くんはどうしたいの？」
そんなの、決まってる。
「普通に俺として、みんなとサッカーしたいです。」
「そっか、じゃあ心配ないかな。」
そう言って音無先生は微笑んだ。
ラッキー部員
栗松鉄平
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姫初 千佳(プロフ) - 水木さん» ありがとうございます！スローペースですが頑張りますね！ (2019年1月15日 0時) (
レス) id: 191ef1707c (このIDを非表示/違反報告)
水木 - 狩屋くんツンデレかわいいです｡ぐはぁ｡この作品大好きです！ 更新頑張ってくださいっ！ いつまでもこの作品を好きでいて､応援しますから! (2019年1月13日 21時) (レス) id: d56fb85c89 (このIDを非表示/違反報告)
ももんが＊＋(プロフ) - 樹初 千佳さん» はい・・・!!応援してます!! (2016年3月9日 12時) (レス) id: 50895f0759 (このIDを非表示/違反報告)
樹初 千佳(プロフ) - ももんが＊＋さん» ありがとうございます！スローペースではありますが、完結出来るよう頑張ります！ (2016年3月8日 20時) (携帯から) (レス) id: 1d2c46f024 (このIDを非表示/違反報告)
ももんが＊＋(プロフ) - 続きたのしみにしています♪ (2015年12月10日 20時) (レス) id: 39b6bfb866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫初 千佳 | 作成日時：2014年10月2日 20時
