『咲き乱れ恋の華』２【学パロ】 (ページ43)

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第９２輪:恋に落ちるページ43

ナランチャ・ギルガ 16歳

今まで生きてきて見に覚えのない胸の痛みを感じていた

「なんなんだよこれ…Aの事を思ったらドキドキするぜ」

「ナランチャ胸が痛いのですか？」

「うおっ！フーゴ！」

後ろから話しかけてきたフーゴにナランチャは過敏に反応しては相談を聞いてもらう事にする

「それでよ～、最近俺の体おかしいんだよ」

「まさかいや…こんなド低脳が…」

「悪口聞こえたぞおい」

フーゴは驚いた表情をしては固まった状態だ

すると、上からミスタの手がナランチャの頭を撫でる

「それは恋だ」

「はぁ！？恋！？んな訳ねぇだろ！」

第一Aにはジョルノがいるし！

ナランチャはプンスカと剥れては鞄を持ち帰って行った

「まさかだが…相手って…」

「えぇ、Aさんですよ」

ミスタは口をあんぐりと開けては急いでナランチャを追いかけに行く

「ほんと騒がしいお二人ですね」

やれやれとフーゴはため息をついた

「ジョルノまだかなぁ」

今日は珍しくAがお迎えの日

門の前でジョルノを待っていれば、門から出てくるナランチャの姿

「あ！ナランチャ！また会ったね！」

「お、おう！Aじゃん！」

ナランチャはデレっとしては照れてる顔を隠すように顔を背ける

何故かAの目が見れない

見ようとすればキラキラと輝いて眩しく見れる

鼓動が煩いし顔も真っ赤だ

まさか本当に俺…

「何してるんですかナランチャ」

声をかけたのはジョルノだった

「あ！ジョルノ！」

「お待たせしました」

ジョルノはAの手を握る

2人は歩き出しAはナランチャに手を振ってはジョルノと楽しそうに歩いた

「ナランチャーー！！！」

門の向こう側でナランチャの名前を叫ぶミスタ

「やっと見つけたぜ！まさかもう会ったのか！？」

「ミスタ…俺…」

ミスタの心臓の鼓動が大きくなる

まさか…まさか…と…

「俺、Aに恋しちゃったかも」

「そ、そうかよ」

「俺、アホだけどこの気持ちにだけは気付いたぜ！」

いや、気付いてほしくなかった

ただの気の迷いで済んで欲しかった

「ジョルノが居ようと関係ねぇ！攻めるぞ～！」

「お前…それフーゴが聞いたら…」

グシャッと何かが砕ける音が聞こえたので2人は後ろを振り向けば、そこには額に血管が浮き出たフーゴがいた

「このド低脳がぁぁ！！これ以上ややこしくすんじゃねぇぇぇ！！」