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第91輪:僕のもの。君のもの。 ページ42

「僕はただミスタのおふざけに付き合わされただけです」

「あー、なるほど…」

ジョルノから事情を聞けばAは安心しては息を吐いた

「よかったぁ」

「信じてくれて良かったです」

ジョルノも安心したのか落ち着いた表情をしていた


「ねぇ、ちょっと後ろを向いて」

「え、あ、はい」


ジョルノが後ろを向けばAはギュッと後ろから抱きつけばスリスリと顔を擦り付ける

「やっぱジョルノがいい〜」

「そうですか」


誰と比べてるんだろう…?

少なくても心当たりがあるがあえてジョルノはそれを無視しAの手を握る


「安心しますか?」

「うん、ジョルノ…」

「はい?」

「好きよ…大好きよ」

何か様子が変だなとジョルノは後ろを振り向けばそこには涙を流しているAだった

「もう泣かないで下さいよ」

ジョルノはAを包み込むように抱き締める

「だってぇ…」

涙で顔がぐしゃぐしゃなAを見てはジョルノは面白おかしく笑い目元の涙を舌で掬ってあげた


「まだ安心出来ないですか?」


ソッと顔を撫でてあげるとAは顔を真っ赤にしては「うん」と返事をする


「どうしたら安心出来るんですか?」


「ギュッてしてほしい」

「そんなのいくらでもしてあげますよ」


ギュッと抱き締めるジョルノの腕の熱が熱い

こんなにも愛してもらってるのに何か申し訳ない


あの時、不覚にもナランチャに抱き締めてしまった自分が許せなくて、嫌いだ


「ジョルノ…」

するとジョルノの方から優しくチュッと音を立てキスをされた

「何も言わないで下さい」

「…ナランチャの事?」

「はい」


「ごめんね…でも私ナランチャといた時嫌でもジョルノの事しか考えてなかった…」


顔を真っ赤にし、話すAを見たジョルノは呆気を取られクスクスと笑う


「笑わないでよ!人が真剣に悩んでたのに!」

もう知らない!ってAは頰を膨らませ顔を背けようとしたが顔を掴まれジョルノから先程より深いキスが送られた


「ジョ…ルノ?」


「君は僕ので、僕は君のだ。これだけは覚えておいて下さい。さぁ、家まで送りますよ」


「うん…」


先程のセリフと同時にあんな真剣で熱がこもった瞳を向けられAの心臓は鳴り響いていた


ジョルノの後ろ姿を見てはAの心臓の加速が増すばかり


やっぱり自分には彼しかいない


ジョルノもそう思ってくれてたらいいなと、1人で思っていた

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設定タグ:恋愛 , ジョルノ , 学パロ
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作者名:ななみん | 作成日時:2019年1月1日 11時

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