『咲き乱れ恋の華』２【学パロ】 (ページ38)

今日:14 hit、昨日:8 hit、合計:8,556 hit

第８７輪:他の男の子ページ38

「A～、ここ分かんねー」

「ここはね、こうしてこう…」

「おぉ！すげー！フーゴより分かりやすい！！」

ナランチャは教えてもらった問題をスラスラと解き始める

その様子をAはニコニコとしながら眺めていた

そして夕方になって2人ともお腹が空き勉強会を一回終わりメニューを見る

「何食べよう～」

「Aピザ好きか？」

「うん！」

「なら、分けっこしようぜ！」

メニューの奥になるナランチャの笑顔にAの心はポカポカとしていた

他の男の子と出かけのは初めてだった

いつも男の子と言ったらジョルノとだったし、たまにはいいかもと思っていた

「ふふ、なんか新鮮」

「何がだ？」

「こんな事思っちゃダメなんだけど、ジョルノ以外の他の男の子と出かけるのナランチャくんで初めてだから珍しくって」

クスクスと笑うAをナランチャはジーッと瞳を大きくして眺める

「そんな見つめないでよ」

照れるAを見てはナランチャも笑い出した

2人して笑っているのをジョルノは遠くから眺めていてはいかにも悔しそうにしてはかなり焦っていた

「嫉妬丸出し男さっさと仕事しろ」

「うるさいですよ、Aは可愛いから他の男と近づけないようにしていたのに…」

「確かにあの子ノリ良さそうだし愛嬌あるし、他の男もお前がいなかったらほっとかねぇだろうよ」

「だから中学時代、どれだけ僕はガードしたと…」

ジョルノの周りには黒いオーラが漂っていた

「そんな事気にせんとさっさと仕事しろよ！な！」

「A…店長ー、早上がりしたいです」

ジョルノは暇そうにしているファミレスの店長こと光藤店長に話しかける

「は！？お前！？」

仗助は驚いた

「今、7時か…暇だし上がろっか」

「えぇぇ！？そんなあっさりと！？」

またもや仗助は驚いた

「よし！！！僕は上がります！！」

帽子を勢いよく外しては退勤し、走り去るように更衣室へと向かうジョルノ

「あはは、あいつほんと彼女の事になると本能のままだよなー」

「そうっすねー」

そしてジョルノはダッシュで着替えては機嫌よく歩きAの元へと向かう

「A～！」

「あ、ジョルノ！終わるの早くない？？」

「早上がりです！」

「おぉ！ジョルノ！見ろよ！俺こんなけ解けたんだぜ！！」

たくさんの丸がついた回答用紙にジョルノは目を見開き褒める

「ジョルノも何か食べなよ」

「そうですね」

すると、ナランチャはある事を言い出した