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第86輪:ナランチャ ページ37

旅行と宿題という日々を過ごした春休みもあっという間に終わり2人は2年生となった

「私、またトリッシュと同じクラスになれたよ!」

「僕も皆んなと同じクラスになれました」

学生の人生が決まるクラス替えの結果が良かったのか2人は喜んでいた


「ジョルノ今日確かバイトだったよね?」

「えぇ」

「なーんだ、暇だから遊ぼうって思ったのに…」

「そうなんですか…寂しいですか?」


ちょっと意地悪っぽく聞けばAは顔を真っ赤にし口元を隠しては「寂しい」と言う


「そ、そうですか…」

釣られて顔を真っ赤にするジョルノ

ここ最近のAは甘えてくるばかりでジョルノの理性も最近揺らぎ始めてる

いや、大事にするって決めたはずだ

ジョルノは冷静になってはソッと頭を撫でる


「今日は8時上がりなんでその後、僕の家で一緒にご飯を食べましょう」

「ほんと!?やった!待ってるね!」

「はい」


そしてジョルノとAは途中で別れお互いの目的地へと足を向ける

家へ帰れば恋人が待ってくれてるのも悪くないなとジョルノはニヤニヤしながら歩いていた


一方Aはトボトボと歩きながら暇つぶしに本屋へと向かう


すると、そこには本屋にいる事自体珍しいナランチャの存在があった


「あれ?ナランチャくん?」

「あ!A!奇遇だな!」


ニカッと子供らしく笑うナランチャにAも釣られてはクスクスと笑う


「何してるの?」

「テキスト買いに来たんだ」

「テキスト?」


チラッとナランチャが持っている本を見ればそこには『小学2年数学』って書かれていた


「よかったら、私教えようか?」

「いいのか!?」

「いいよ!ちょっと待ってね」

Aは携帯を持てばジョルノに連絡を入れる

『ナランチャくんとそっちのバイト先で勉強会するね』と…


「よし、今からジョルノのバイト先のファミレスで勉強会するわよ!」

「おう!」

そして2人はファミレスに着けばジョルノが出迎えてくれた

「珍しいですね、ナランチャが勉強なんて…」

「それは…俺だって勉強する!!」

何か誤魔化した感じだなとAとジョルノは目で会話するが敢えて無視をし、Aは手を振ってジョルノを見送った

「ジョルノ!あの子お前の彼女だよな??」

ジョルノに話しかけたのは仗助だった

「えぇ、それが何か」

明らかに心配と焦りで慌ただしいジョルノ


仗助はやれやれと呆れた様子でジョルノを見守っていた

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設定タグ:恋愛 , ジョルノ , 学パロ
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作者名:ななみん | 作成日時:2019年1月1日 11時

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