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第79輪:ディアボロ ページ30

これは夢…?

最近同じ夢を見る

『出て行きなさい!!』

『なぜだ、俺は君が欲しい』

『私は貴方なんかいらないわ!出て行って!』

お淑やかで心が温かい過去の自分とは思えないぐらいその表情はとても怒りに満ちていた

まるで、邪魔者を排除するかのような瞳


それは自分自身でさせも怖く凍りつきそうなくらい冷たかった

迫り来る男の頰を勢いよく叩きその場から逃げる


そして逃げた場所は噴水であり、上は星がたくさんある星空


瞳をうるっとさせ、涙を零し俯きながら泣く自分


『助けて…あの男から…』


そこで目を覚ましたAは起き頰に触れれば涙で濡れていた


「ディアボロが退院してきたんですか!?」

ジョルノは学校に行けばブチャラティからある話を聞けば少し焦っている表情をしていた


「そしてある女を探して暴れているらしいな」


「ある女?」

「赤いリボンの金髪お団子頭」


ジョルノはその特徴を聞いた瞬間、慌ててAの学校へと向かう

朝から胸騒ぎが止まらなかったんだ


A…A…A…!!

ジョルノが行った時には時は既に遅かった


「ジョルノ!!」


トリッシュが涙を流しながらジョルノの元へと走っていく

「Aが…兄さん…ディアボロに!!」


「嘘だろ…くっ…!」


ジョルノは手当たり次第探そうとした瞬間、たくさんのバイクの音が聞こえた

「ジョルノ、1人で探すより大人数の方がいいだろう」

そこにはバイクに乗ったブチャラティ達とプロシュートの仲間達

「乗れ!ジョルノ!」

ジョルノはヘルメットに被りブチャラティの後ろに乗る


どこにいるんだ…無事であってくれ…!!


一方、Aの方はある廃工場にいた

「ここは…」

「目が覚めたかA」

Aは顔を上げればそこにはピンク色の長髪の男だった


「ディアボロ…」

「思い出してくれたのか」


ディアボロがA元へと近づく


Aは後ろに下がりたくても柱に繋がれてるせいかこの場所から逃げられない


そして顎を掴む


「なに…すんの」


「あの時もこうやってお前の初めての唇を奪ったな」


それに何かを察したのかAは顔を背けようとするが男の力には敵わない


「お前のその瞳、あの時と一緒だ。俺を蔑むように見るその瞳。邪悪な者を排除しようとその瞳。

その瞳に俺は惹かれたんだ」


「いや…いや…!」


段々と顔が近づき、Aの唇とディアボロの唇は重なった

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設定タグ:恋愛 , ジョルノ , 学パロ
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作者名:ななみん | 作成日時:2019年1月1日 11時

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