第７輪:新たな仲間 ページ8
「なぜ止まる」
「なぜって…あんたはいい人だからだ」
「何を言って…」
「あんたは、僕に攻撃をするとき僕が交わしやすいようにわざとスピードを緩めてくれていた。
それに、僕はこの前あんたが迷子の子供の親を探してあげてるとこを見ていた」
「なっ！？あれを見ていたのか！？」
ジョルノはブチャラティの上を退いては手を引っ張り立たせる
「僕は基本いい人にはトドメを刺さない主義なので…ブチャラティ確かこの学校は最初はチームを決めてましたよね」
「あぁ…」
「このジョルノ・ジョバーナには夢がある。それはこの高校のてっぺんを取って弱い人たちを助けたいんだ
その為にはまずは君のチームに入れさせていただきたいんだ」
真っ直ぐで輝く瞳にブチャラティは直感的に何かを感じたのかゆっくりと頷いた
「そこまで言うのなら仕方ない。付いて来い」
しばらくしてブチャラティに案内されたのは学校の屋上であった
「みんな！！出てきてくれ！！新人を紹介する！」
ブチャラティの言葉に反応してか4人の男達が歩いてこちらに向かう
「左からアバッキオ、ミスタ、ナランチャ、フーゴだ」
「僕の名前はジョルノ・ジョバーナです。よろしくお願いします」
自己紹介を終えたのがいいが、やはりいきなりの新人に4人は警戒をする
「ブチャラティ…なぜ急に新人を入れたんだ？」
1番最初に口を開いたのはアバッキオだった
「それはジョルノと接してみれば分かる」
「チッ…おいそこのガキ、オメーの実力どんなもんか見せてみろよ」
「…いいですよ」
「おい！こんなとこでタイマンなんて…」
そこで、フーゴが前に出てはしーっと唇に指を当てては合図をした
そして、しばらくしてまたもやジョルノが一勝を取ってしまった
「…これじゃぁ、認めるしかなさそうだよな」
「そうしていただけると嬉しいです」
「って事で！俺の名前はミスタ！よろしくなジョルノ！」
後ろから肩を掛けてはニカッと笑い、周りの空気を柔らかくさせるかのようにジョルノに話しかける
それに吊られるように、次から次へと自己紹介が始まった
「俺はナランチャ！！好きなように呼べよ！！」
「僕はフーゴです。よろしく」
ニコニコと2人は笑い、場が和んだおかげかブチャラティも安心していた
「なぁなぁ！この前偶然見たんだけどよ…ジョルノ！この前一緒に帰った女の子誰なんだ？？」
ミスタのその一言に周り一同騒然とした
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作者名：ななみん | 作成日時：2018年11月28日 23時
