『咲き乱れ恋の華』【学パロ】 (ページ40)

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第３９輪:親子の絆ページ40

「大丈夫よ」

Aはジョルノの顔を両手で包みグイッと顔を上げる

「大丈夫…私に任せて」

Aはジョルノを安心させるかのように笑顔で優しく答える

そして、ジョルノの運動会当日…

「A…ジョジョ…本当に行っていいのか？」

「今更何を言っているんだい！？」

「大丈夫よ！DIOパパ！」

少し引き気味なDIOをAとジョナサンはグイグイと腕を引っ張り場所を取りジョルノを探す

「いたよ！」

「ジョルノくんだー！」

DIOは顔を上げて周りを見れば、この学校のボスのジョルノは人一倍目立つ所で座らされていた

それを見たDIOは一気にテンションが上がる

「さすが、私の息子だ！！！！」

「うわ、立ち直り早い…いやー、だんだんDIOに似てきたね」

2人の会話をAは苦笑いする事しか出来なかった

そしてジョルノを見ては不意に言葉が出た

「ジョルノは凄いなぁ…」

そして、開会式が行われては早速ジョルノの出番だった

「WRY！？ジョルノの出番か！？」

元気になったのかDIOはカメラを構える

そこでやっとDIOが来たのに気付いたのか少し苦笑いをしては気まずそうだった

けど、ジョルノにしては珍しく苦笑いななか、手を振ってあげた

そこでDIOはカシャカシャと連写をする

「DIO…」

「DIOパパ…」

先程の落ち込みようは何だったのだろう

てか、この前のシリアスなセリフや雰囲気は何だったのだ？と言いたいぐらい元気だ

そして、次々と演目が流れそして定番の借り物競争

そこでAは静かに笑えば隣にいたジョナサンは気付きどうしたのか聞く

「あのね、DIOパパには内緒なんだけどね。実はね…」

「ん？」

Aはジョナサンに耳打ちしてる最中に、慌てて紙を持ったジョルノが走ってきた

「パードレ！！！」

「ん！？」

「一緒に競争出てくれませんか！？」

「よかろう！！行くぞ！！」

そして、2人は一緒に走っていく

2人が去った後を確認してはジョナサンは声を出した

「え！？ジョルノの箱だけ『父親』って書かれた紙を入れてもらったの！？」

「そう！ミスタくんとかそこら辺に協力してもらってね！」

2人は親子揃って走ってる姿を見る

息ぴったりで歩幅をお互いに合わせゴールを切る

息を整えるジョルノをDIOは横目で見てはフッと笑う

「なんですか？」

「いや…さすが私の息子だ」

「あなたもさすが僕のパードレですよ」

この時、親子の絆が深まった気がした