『咲き乱れ恋の華』【学パロ】 (ページ37)

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第３６輪:運動会ページ37

そして一月過ぎ6月となった

気温は少し上がり湿気も多くなった日中

そんな中、ジョルノはDIOとジョナサンと３人でAの運動会を見に来ていた

「暑いですね」

「大丈夫？？お茶飲む？」

「いえ、大丈夫ですよ。それならパードレに…」

元々太陽が苦手で更に暑いとなればDIOにとっては天敵に近かった

「大丈夫だ！！この日の為に私は冷えピタを買い込んでいたのだ！！」

額と首に冷えピタを貼っては撮影するDIO

なんとまぁ、本格的なのだろうと2人は思いながらAの様子を見る

楽しそうに級友達と話してはこちらを見かけたのかこちら側へと向かって来た

「なんでおるの！？」

「このDIOのママ友情報を舐めるでない！」

「え、あなたいつからマードレになったのですか」

そしてAはチラッとジョルノを見てはニコッと笑う

「じゃ、そろそろ出番だからしっかり見ててね！」

ジョルノにバイバイと手を振り走るその姿にジョルノはボーッと見ていれば後ろのバカ親2人はニヤニヤが止まらなかった

「な、なんですか！？」

「照れるでない照れるでない」

「青春だね～」

「う、うるさいですよ！！」

ジョルノはなぜかDIOだけ殴り、すぐさまAが出る競技を見に行く

「なぜ、このDIOだけが…」

「嫌われてるんじゃない？」

そしてAの競技が始まる

競技は100m走

ピストルの合図にAとその他の選手はスタートを切れば勢いよく走る

必死に走るAにジョルノは大きな声で応援した

それが届いたのかAは1位になった

ゴールを切って着地した瞬間、Aはジョルノの方見ては嬉しそうな笑みにピースをする

ジョルノも優しく微笑んではピースをしてあげた

Aにはこういう子供っぽい一面があるとこを分かっているのはジョルノだけだろう

特に今日という日は楽しそうに笑っていた

「あー、もう可愛いなぁ…」

そう独り言を呟いては父親達の所に戻れば、また2人はジョルノを見てはニヤニヤと笑う

「ほんっとこういう時だけ仲良いのはやめてもらえますか？」

「なんのことだ」

「そうだよ、こんなゲロ以下とどこをどう見たら仲良く見えるんだい？」

「ジョジョ！！！貴様ぁぁぁ！！！」

ここまで来ても喧嘩をするのかいい大人2人が…

ジョルノは呆れては座っているとAがこちらに走って来た

「ジョルノ！！」

ジョルノを呼び腕を掴んでは運動場に引きずり出した