『咲き乱れ恋の華』【学パロ】 (ページ28)

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第２７輪:親子で裸の付き合いページ28

「そこまで、言うのなら仕方ないな…」

DIOは渋々了承したが、ジョルノは納得のいかない顔をしていた

「ジョルノ？」

Aは心配そうな顔をして、ジョルノの側に寄ろうとしたが、ジョルノはそれを無視し部屋へと戻る

「ジョルノ…」

DIOはAの肩に手を置く

「今日は帰った方がいい」

「うん…そうだね、ごめんねDIOパパ」

Aは外に出て、振り向き少し名残惜しそうな瞳でジョルノの部屋の窓を見つめていた

ジョルノはカーテンの隙間からその様子を見ては、ベッドに体を預け瞳を閉じる

なぜ、Aはこの手の内から離れていくんだ

「なんで、僕から離れていくんだ…」

そして、ジョルノはいつのまにか寝ていたのか目が覚めれば夜の８時だった

「お風呂にでも入りましょうか」

ジョルノはお湯を沸かし、服を脱いでは体を洗ってからゆっくりお湯に浸かる

なぜか、ドアの向こう側から何か物音がする

ジョルノは体を構えた
すると、ドアを開けたのは…

「パ、パードレ！？」

「WRY…久しぶりに親子で裸の付き合いといこうではないか」

いちいちお風呂に入るだけなのに華麗な立ちポーズを繰り広げるDIOの姿をジョルノは少し引いていた

「さっきから何を不貞腐れておるのだ」

「別に不貞腐れていませんが」

「あれだな。Aがバイトするって話を聞いてもし自分以外の男性を知られたらとか、あるいは…

自分から離れられるのが怖いのか」

その言葉にジョルノは反応しては、怒りを纏いものすごく険しい顔をしていた

「当たりとはな…お前もつくづく小さい男だな。そんな悩むなど無駄でしかない、さっさとAを無理矢理にでも手に入れとけばいいのだ」

「パードレにとっては簡単なことでも僕にとっては難しいことなんです。Aはとても純粋でか弱く僕の中ではもう愛しくて太陽のような存在なんです。」

「ふっ…Aもあの母親似か」

「え、今何か言いました？」

「いや、何もない…ところでジョルノ」

「はい？」

DIOはジョルノの肩に手を置いてはジーッと下の方見つめた

その視線に追うようにジョルノも見れば、DIOが何を見ていたのか分かった

「まだガキだな」

ジョルノはその一言でブチッと堪忍袋の尾切れ、勢いよく立ち上がった

「僕のはまだこれから成長するんで！！！パードレのを見れば僕は可能性あるし…って、親子でこんな話をしたくありません！」

ジョルノは勢いよく出ては、そそくさに服を着た