『咲き乱れ恋の華』【学パロ】 (ページ26)

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第２５輪:魅力ページ26

そう、これは３人がグルになって仕組んだ作戦だったのだ

「えぇ！？トリッシュ、ブチャラティくんと付き合ってたの！？」

「そうよ、まぁ最近だけど」

なんだ、ジョルノとは変な関係じゃなかったんだと、ふと思えば息をつく

変な関係…？

Aは驚いていた

なぜ、ジョルノの事をこんなにも気にしているのだろうかと

ジョルノが他の女の子と、どうなろうと自分には全く関係ないではないか

Aはジョルノを見れば、ジョルノはジッと見ては首を傾げる

Aはすぐ様顔を逸らしては黙り込んでしまった

その様子をトリッシュは見ていれば少し考えては静かに笑う

「なるほどね…ブチャラティ、ジョルノそろそろお開きにしましょ」

「そうだな。では、俺はトリッシュを送る、ジョルノ、Aも気を付けて帰るんだぞ」

「ブチャラティこそ、気を付けて」

「トリッシュまた明日ね！」

Aはニコニコとしながら手を振りトリッシュも優しく微笑んでは手を振った

この時、ブチャラティは少し驚いた

あのトリッシュが友達相手に笑顔になるのだと…いや、Aだから笑顔になるのか

Aには人を笑顔にする魅力がある

そうブチャラティは感じとってはトリッシュの頭を撫でた

一方、ジョルノとAはゆっくりと我が家へと歩いていた

Aはなぜか機嫌よく鼻歌を歌ってはスキップをしていた

なぜ、そんなに機嫌がいいのかジョルノはよく分からなかった

「鼻歌なんか歌ってどうしたんですか」

「えー？んー、内緒！」

少し恥ずかしそうに、はにかんだ笑顔を振りまくAの姿にジョルノは胸を鳴らす

Aが笑うたびに胸が鳴り愛しさが増してしまう

ずるいなぁって思いながらも側にいてしまう

これも彼女の魅力なのだろうか

「Aって、ほんとずるいですね」

「え？」

ジョルノは、優しく微笑む

その笑顔の意味が分からないのかAはキョトンとした表情であった

「なんでもありませんよ、あ、家見えましたね」

「ほんとだー」

「あそこまで競争しませんか？」

「走るの？」

「はい。あ、僕は少し遅れてから走るんでAは先に走ってください」

Aは少し考えては、元気よく「うん！」と返事をした

そしてAは走り出しジョルノも何歩か遅れて走る

するとジョルノはAの腕を掴み引き寄せた

「え…」

「捕まえた」

その時の彼の笑顔はとてもとても優しかった