『咲き乱れ恋の華』【学パロ】 (ページ3)

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第２輪:夢ページ3

地元でもっとも不良が集まっている『府領高校』

普通の高校とは違って、権力のある者は力と名誉が授けられ、頂点に立つことが出来る

それを目指す者はたくさんいた

ジョルノもその1人である

彼が幼い頃は母親と暮らしており、その時にいた母親の彼氏から暴力を受けていた

それを救ったのはDIOでもあるが、もう1人彼を救った者がいた

その男は、府領高校に通っている頂点に立つボスだった

ジョルノが母親の恋人から殴られているとこを庇い殴り返してくれたのだ

以来、ジョルノは彼を尊敬しいつか彼のようなボスになりたいとそう強く胸に抱いていた

『新入生代表、ジョルノ・ジョバァーナ』

「はい」

ツカツカと足音を鳴らし、彼は一息をつきマイクを持った瞬間

「このジョルノ・ジョバーナには夢がある。

それはこの高校のボスになること」

その一言に、全校生徒は身体を震わせ騒ぎ始めた

「…なかなか面白い代表だな」

1人ジョルノを見ながら笑う人物がいた

入学式が終わり、ジョルノは帰る準備を済ませようとするとある人物に声をかけられた

「君、確かジョルノ・ジョバーナって名前だよな？」

「はい」

「俺はブチャラティだ。よろしく」

スッと手を差し出されジョルノも手を出しては握手をした瞬間

ブチャラティは顔を寄せ、ジョルノの耳元で囁く

「ボスになるというのは本気なのか？」

「…そうだとしたら何か問題でも？」

「…」

ブチャラティは勢いよく拳を上げジョルノに目掛けた

だが、ジョルノは潔くそれをよけスタスタと廊下へと出る

「今日は大事な予定があるので、またの機会でお願いします」

ジョルノは余裕な笑みで廊下を歩き目的地へと急いだ

「あ！ジョルノ！」

「Aクラスはどうでした？」

「いい感じよ！」

VサインをするAの頭を撫でる

「崩れるじゃない…ジョルノ…」

「あはは…ごめんなさい」

少しむくれた表情をしてはスッと切り替えAはジョルノの顔をジッと見る

「夢…まだ追い続けてるの？」

「そうですね、やっとスタート地点に立ったって感じかなっと…」

「そっか！怪我とかだけはしないでよね」

「…大丈夫、そんな簡単にやられませんよ」

お互い真剣な表情で見つめ合っては、すぐ元の表情に戻った

「何はともあれ、入学祝いとしてあれを買いに行きますか！」

「あれとは？？」

「それはね～…プリン製造機よ！！！」