第１７輪:祝福 ページ18
まだふらつくジョルノをAは肩を貸しながらゆっくりとDIOが待つ家へと帰る
無事なんとか着けばDIOが飛び付いてきた
「ジョルノ！！さすがこのDIOの息子だ！！！」
ぎゅーっとAもまとめて抱きつききつく締める
「く、苦しいですよ…パードレ！」
DIOの顎にアッパーを喰らせば勢いよく飛んで行った
「わぁ…すごぉい」
「酷いではないか！こんなに祝っておるのに！」
「いえ…これはまた別の理由で殴りました」
そう言いながらジョルノはDIOの元へ行けば体を起こしてあげる
「でも、応援してくれて嬉しかったです。ありがとうパードレ」
「WRY〜…このDIO息子の為ならと思っておったわい」
「パードレ…あ、抱きつくのは禁止で傷が痛みます」
「そうか…なら部屋でゆっくりするがいい晩ごはんが出来たら呼ぶぞ」
「はい！…Aちょっと肩を借りてもいけますか？」
「うん！」
ジョルノの片腕を肩に担ぎ歩幅を合わせてゆっくりと階段を登って行った
「部屋着いた！」
「はぁ…疲れました…」
ジョルノはベッドに腰をかけ、Aもその隣に座る
「明日から学校は大忙しですね」
「何かあるの？」
「一応、ボスが変わるのでその式みたいな感じです」
めんどくさそうに笑うジョルノにAは優しく見つめる
小さい頃から一緒だが、こんなにも表情が輝いてるのは初めて見た
「今日はたくさん体力使ったんだし、ご飯たくさん食べてお風呂ゆっくり浸かってゆっくり寝ることね！」
「そうですね、既に眠たいんですけど…」
「じゃあDIOパパがご飯出来たら起こしてあげるから、少し寝ときなよ」
「そうですね〜…なら膝枕してください」
「へ？私のでいいなら…」
「Aのがいいです」
ゴロンと遠慮なくAの膝の上に寝転がるジョルノ
数秒してあっという間に夢の世界に行ったかのようにすやすやと寝息を立てていた
その様子にAはジョルノの柔らかい髪を優しく撫でていた…。
そして翌日、いつもと変わらず学校に行けばいつものメンバーが早速お祝いをしてくれた
「ボスのご登校だぜ！」
「おめでとう！！」
まさかこんなに祝われるとは思ってなかったのかジョルノは驚きを隠せなかった
「早速だが、ボス認定式そろそろだから行ってこいよ！」
5人に背中を押されながら体育館へと行き、目の前には生徒全員が並んでいた
そしてゆっくりと壇上へと上がった
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作者名：ななみん | 作成日時：2018年11月28日 23時
