『咲き乱れ恋の華』【学パロ】 (ページ14)

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第１３輪:大切な人ページ14

そして、チャイムが鳴り授業が終わればクラスの女の子達はすぐ様ジョルノ達の周りに集まった

「彼女とかいるんですか！！？？」

「よかったら連絡先だけでも！！」

ジョナサンは紳士的な態度で断りDIOは横暴な態度で断り

ジョルノはどう断るのだろうと興味津々で見ていたA

すると、ジョルノは周りの人全員無視をしてAの元へ歩いてきた

「ジョルノ？」

「帰りましょう」

「うん…あ、パパ達は？？」

「いい大人なんで、なんとかするでしょう。パードレは満更じゃなさそうだし」

「あはは…」

ジョルノはAの手を取り、教室から出て行く

下駄箱まで付いて行きAが靴を履き替えていると、後ろから声がした

「あの！すみません！！１つ聞きたいことがあるのですが！」

「私に？どうしたの？？」

「Aどうしたんですか？」

ジョルノはAの隣に行き肩に手をおけばAに声をかけた男を睨む

「その…今隣にいる人は彼氏ですか？」

「え、違うよ」

ズバっとした回答にジョルノはガクッと肩を落とし、男は驚いていた

「けどね…大切な…大切な人よって今日で何回言ってるんだろ」

ニコッと笑っては1人でツッコミ出す

「そ、そうですか…すみませんお時間を取らせて…」

「いいよ。またね」

Aはジョルノの手を引っ張っては外へと連れ出す

その時、ジョルノは考えていた

Aにとっての『大切な人』ってどういう意味だろうか

友達？幼なじみ？家族？

こういう曖昧なとこが、ズルいという反面大切な人って言われて喜んでいる自分がいる

恋とは難しい…

「WRYYYY！！ジョルノォォ！！なぜ、今日置いていったのだ！！」

「そうだよぉ！ひどいよぉ！！」

大の大人2人が珍しく大泣きして息子にしがみ付くとはなんという光景なんだろう

「マードレはとにかく…パードレJKに言い寄られて満更でもなかったでしょ」

「な、なにを言うか！！私はそんなロリコンではないわ！！」

「ほんとなんですかねー」

「DIO、僕から後で話しあるから」

DIOはジョナサンに連れて行かれみっちり事情聴取をされた

ジョルノはベッドに倒れるように寝転がればやはり先程聞いたAの言葉が頭にこびりついて離れなかった

『大切な…大切な人よ』

「大切な人ってなんなんだ」

チラッと窓を見ればその向こう側には幼なじみの部屋

そして明かりが消えるのを確認しては眠りについた