第12輪:授業参観 ページ13
今日は授業参観日
Aはチラチラと教室のドアを見ては、そわそわしていた
そこで、隣の席の男子が話しかける
「さっきからなにコソコソしてんだよ」
「別にコソコソしてないよ?」
少し苦笑いしながら、まだかなぁと待っていた
すると、廊下の方から歓声が響いてはドアが開く
「Aの教室はここであっておるのか?」
「合ってますよ。パードレ。あ、マードレあそこにいますよ」
「いたいた!DIO授業参観は静かにだよ!」
「わかっておるわWRY!」
今でさえ、騒がしいイケメン三人衆に女の子は頰を染め、男は悔しそうな顔をしていた
「ジョルノ!DIOパパ!ジョナサンパパ!」
嬉しそうに3人の元に行きニコニコと笑っていた
「このDIOが、来てやったからには頑張るのだぞ」
「1番楽しみにしていたやつが何を言っているんですか」
「A、こんなゲロ以下なやつは放っておいて頑張ってね!」
「ジョナサンパパ…まさか来てくれると思ってなかった」
「ジョルノから聞いて急いで仕事終わらせて飛んで来たよ」
Aは照れくさそうに頰をかいてはジョルノに手を振り席をついた
「よかったなジョルノよ!」
「シッ!声でかいですよ!!」
少し顔を赤らめて腕を組んで授業の様子を眺めていた
Aは席に着くと、隣の席の男子から声をかけられる
「あれ全部お前の家族の人?」
「ううん、お隣さん。私、家の人亡くなっちゃってるから変わりに来てくれたの」
「あ、そっか…ごめん」
「いいよいいよ」
「ありがと、もしかしてあの金髪の綺麗な人って彼氏?」
「え…」
チラッとAは後ろを見ればジョルノと目が合う
なんだろうと、ジョルノは首を傾げる
バッと体を前に戻しAは驚いた顔をしていた
「え、え、綺麗な人ってジョルノの事!?」
「そーそー」
「あー…ジョルノは彼氏じゃないよ」
「そ、そっか!」
「でも…大切な人…私の大切な人よ」
笑顔でとても優しい瞳でそう語るAに少し胸を鳴らす男の子
一方後ろでは…
「あの男、何話してるんでしょうね」
「ジョルノ、一回落ち着こうか」
「このDIO!ジョルノの為ならあいつを抹殺してあげようではないか!!」
「DIOそれはダメだよ!!」
ギャーギャーとイケメンが騒ぐのに周りは少し引き気味でAはそれを見ては恥ずかしさもあったが…
「こういうのもアリかもね」
と、呟いては笑っていた
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作者名:ななみん | 作成日時:2018年11月28日 23時