『咲き乱れ恋の華』【学パロ】 (ページ5)

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第４輪:思春期ページ5

「お風呂借りるね！」

「どうぞ」

パタンと、お風呂のドアを閉めては服を脱ぐ音。シャワーの音でジョルノの鼓動が速くなる

「はー…ほんとバカですよ」

「ジョールーノーくん！」

後ろからガバッと抱きしめられたので、振り向けばそこには…

「ま…マードレ！」

「ただいま！…乙女の入浴は覗いちゃダメだぞ」

「ち…違いますよ！！覗いてませんよ！！」

顔を真っ赤にして、慌てては急いでトイレに逃げ込むジョルノ

「ふふ…思春期の男は凄まじいからな」

「DIO…これは君の仕業かい？？」

「WRY…焦れったいのだよ」

2人がな…と付け足してはDIOはエプロンを着けて料理の準備をし始めた

「ふー…ジョルノ！次入りなよ！」

ほかほかな風呂上がりの姿のまま、ジョルノの部屋に行き、髪を拭いていた

「…はー…」

「どうしたの？」

「なんでもないですよ…入ってきます」

「…変なの」

いつもと違う様子のジョルノにキョトンとした表情なAは少し黙りとしながら髪を乾かしていた

「WRYYYYYYY！！！！晩ごはん出来たぞぉぉぉぉぉ！！！」

「毎回、君そんな風に叫んでるの？」

少し引き気味なジョナサン

「DIOパパのご飯だー！」

Aはウキウキとした表情で席に着く

ガチャッとドアを開けて入ってきたのは風呂上がりのジョルノだった

「パードレ…うるさい」

とてつもない殺気と睨みでDIOを軽く震わせ、Aの隣に座る

「…誰？？」

「は？僕ですよ？？」

「あ、前髪下ろしてるの久しぶりに見たから…」

普段のジョルノの前髪はコロネが３つ並んでるように見えるぐらいの癖っ毛であった

シャワーによる一時的なものだが、前髪のカールが取れ下ろしている状態

「ジョルノよ、風邪を引くから早く乾かしてくるのだ」

「はい」

リビングのソファーに座って、ドライヤーの電源を入れた

「あ、そうだ！」

Aは立ち上がってはジョルノの後ろに回りドライヤーを奪い取ってはジョルノの髪に触れる

「ちょ…！」

「いいからいいから、乾かしてあげる！」

ニコッと笑いながら、柔らかい金色の長い髪を優しく撫でながら触れドライヤーを当てる

その気持ち良さにジョルノは目を細めながら、笑みを浮かべていた

その様子をDIOとジョナサンはジーっと見ていた

「ほんと昔からあの2人は仲良いね」

と、ジョナサンは呟いた