【５】 ページ6
【蝉】
俺と豹は、共同の部屋を使っている。
部屋の天井からはシーツが吊るされてあって、俺がそれをナイフで切り裂く練習をしたりなんて。
そして、部屋の端と端にベッドが置いてある。
赤い方が俺。
青い方が、豹だ。
豹はそこに座って、くすねてきた拳銃を磨いていた。
蝉「…次の仕事、なんだろうな。」
豹「おう。最近はヤクザみてぇな奴らしか殺ってねぇからな〜。」
たまには政治家を、バーンと殺りたいもんだ。
豹は顔もあげずにそういった。
その時。
部屋の戸がノックされて、誰かが入ってくる。
豹「…蠍か。」
蝉「何の用だ？」
入ってきたのは蠍…さそり、本名は…
�睫斃彩蕁�
だったと思う。
蠍「なんだよってなんだよ、失礼だな。」
見た目からイカついこいつは、毒を専門としている。
毒針のみならず、飲み物や食べ物に毒を混入させて殺る、スーパーエリートだ。
豹「んで、何の用なわけ？」
豹がそう言うと、蠍は床にどっかりと座った。
蠍「まぁ聞けって。あのな、あの３人組知ってるか？」
蝉「当たり前だ。あの３人組を知らねぇやつなんかいねぇよ。」
蠍「お前らのことを知らないやつもいねぇけどな。」
蠍は軽口を叩く。
それならお前もだっつーの。
政治家のトップを１日でほとんど殺したやつなんてお前しかいねぇって。
豹「待て待て、あの３人組って…」
豹は指を折る。
豹「…蛍(ほたる)だろ、鯱(しゃち)だろ、あと…？」
蝉「鮫(さめ)だ。」
豹「そうか。蛍、鯱、鮫だな。」
最強で最凶とされる殺し屋。
黄色みたいな…光って名前の蛍。
ピンクっぽくて、小さいのに運動神経抜群の鯱。
オレンジっぽい、元気のいい鮫。
こいつらも、蠍と同じくエリートだ。
蠍「あいつらは凶暴だからな。暴行を専門にしたりもするらしい。」
蝉「そいつらがどうかしたのかよ？」
なかなか本題を切り出さない蠍にイライラする。
蠍「いや…お前らの次の仕事にな、」
豹「ちょっと待てよ、俺らまだ次の仕事聞いてねぇって。」
蠍「うるさいな。あとから蜂に聞けばいいだろ。」
豹「うるさいのは蝉だけで十分だ。」
蠍「じゃあ黙っとけ。いいか？でな、お前らの次の仕事にそいつらも来るんだと。
政治家を殺るんだぜ？久しぶりだろ。」
はははっ、と蠍は笑う。
蠍「ま、久しぶりの政治家ならせいぜい横取りされないようにするんだな。じゃ。」
そう言い残して、蠍は出ていった。
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あいす。(プロフ) - 猫田慧也さん» そんなそんな！ありがとうございます!!褒めていただけるような作品じゃないです〜…！ですね、池田には何としても復讐したいですね…！更新頑張ります！コメントありがとうございました^^* (2018年3月26日 20時) (
レス) id: b9cecfea1a (このIDを非表示/違反報告)
猫田慧也(プロフ) - コメ失礼致します！池田大雅、ムカつきますね。蝉、豹、蠍、以外のみんなは、池田に復讐したい。それぞれの話を聞いて、蝉たちが協力する…なんて良い話なんですか！！！応援してます♪ (2018年3月26日 16時) (レス) id: 68ea1b8acf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす。 | 作成日時：2017年12月24日 22時
