俺らはただ、てめぇを殺りにきただけだ。【Y.R&K.I】

【２】 ページ3

【豹】


「俺らはただ、てめぇを殺りにきただけだ。」


そう言って俺はライフルを構える。


蝉も同じ動作をしたのを横目で確認して、同時に駆け出した。


いかつい男が左から向かってくる。


倉庫の中は、発砲しやすい。


容赦なく、そいつを狙う。


俺の弾はそいつの心臓を射抜き、貫通して蝉の方へ向かった。


…が、蝉は弾を交わす。


さらに、右後ろからの気配を感じ振り向いて発砲する。


豹「…ちっ、」


ここに来る前使っちまったのがいけない。


蝉「弾切れか。」


ライフルを投げ捨てた。


別の銃を取り出す。


迷わず、撃ちまくった。


ふと隣を見ると、あちゃあ、目にグッサリだ。


豹「ひゅう。」


調子いいねぇ、と茶化す。


蝉は照れたように


蝉「IT'S SHOW TIME」


まだ、夜は明けねぇな。

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