ONE PIECE ～銀の狼は夢を見る～ (ページ28)

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21話　貴「つまらない」ページ28

さてあれから、時間を忘れ楽しくお話をしていました。
でも、何と言う事でしょう。
『偶々、通りがかった海賊船が、四皇の２人に手をだす』・・・

しかも、其処に海軍大将が入るなんてね？

滑稽ですね。

海賊「「アイツらを倒して俺らが四皇になるぞ！！」」

・・・四皇って、成れるんですか？
でも、無知とはめんどくさいですね。

マ「ちっ、俺が行くよい！！」

貴「いえ、僕が行きます。コレでも大将なので。」

マ「そういえば、そうだったよい。でも、あの数はいくらお前でも無理だよい。」

貴「皆様、手出しは無用と言うことで。後、少し静かにしててください。」

僕は、其処まで言って、電伝虫をかけた。

プルルル、プルルル
ガチャ

セ『Aどうした？白髭か赤髪を捕まえたか？』

貴「いえ、多分居たと思われます。でも、少し手違いが有りまして。」

セ『手違い？何だそれは。』

貴「ラオ海賊団が居ます。確か2500万ベリーでしたっけ？」

セ『フム、なら其奴を捕まえられるか？』

貴「仰せのままに。では、」

ガチャン

センゴクさんが僕を疑わなくて良かったですね。

マ「お前、良いのか？俺らを見逃して。」

貴「ええ、僕の独断ですが。」

ドーン！！

あらら、敵さんは待ってくれないようですね？

貴「それでは、皆様？呉々も手出しは無用ですからね？」

力を過信してる訳では有りませんよ。
『あくまでも』ですけどね。

貴「さて、ラオ海賊団の皆様！四皇と戦う前に大将と戦いませんか？」

───、腕慣らしに。

コレを、挑発とみたラオ海賊団は乗って来ました。

海賊「「やってやろうじゃねえか！！」」

貴「二言は有りませんね？」

海賊「「当たり前だ！！」」

貴「良かった！容赦無く出来ますね！！」

ザワッ！

その瞬間、僕は殺気を放った。

海賊「！？」

勿論、船長が気絶しない程度にね？
確かラオス船長だっけ？

ラオ「はっ、こんな殺気、ラオス様にはきかねえぜ？」

貴「きいてもらっては、困ります。」クスッ

自分の事を様とは、笑けます。
・・・つまらない。

ラオ「んだと！このクソガキ！」

貴「・・・馬鹿、とはこの様な人の事ですかね？」
シュッ
　
ラオ「黙れ！！？？なっ、何処行きやがった！」

やはり、見聞色は使えないと・・・

海賊「せっ、船長！後ろです！！」

ラオ「なっ！」

貴「つまらない。」
　
バキッ

シーン・・・

回りは静かになった。
それを見て僕は・・・

とびっきりの笑顔を向けた。

～続く～