薔薇を紅く染める理由 (ページ10)

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不運のお知らせページ10

「起きた！A！大丈夫!?」

「ジ、ジャック？」

「そう！ジャック！ジャックハート！」

「どうして…？公園で倒れたはず…」

「探したんだ！あんなところまで行って、A…あのままじゃ凍死してたよ！」

そっか、今日は、4度、春とは思えない寒波のせいだ。

それに雨が降ったから…1度…

「ごめんね…？」

「僕が悪いんだ！だからAは悪くない！ほんとにごめんなさい！Aは誤ってくれたのに、僕がちゃんとしなかったんだ…」

「でも、あんな雨の時に行ったら傘ありでも濡れたんじゃない？」

「大丈夫！このとおり！」

彼は、服はかわいていたが、髪がまだ濡れていた。

「髪濡れてんじゃん笑」

「え？あ！もぅ！かっこよく決めたかったのに！」

「ジャックは元々かっこいいよ。」

3.2.1.アｱｱｧｧ( °∀°)ｧｧｱｱア

自分が言った言葉に顔面を赤くした。

「!?…あ、ありがとう…？」

ジャックは、帽子を深く被り、顔を隠した。

その時、空気を読んだかのように、チャイムがなった。

ピンポーン

「は、はーい！」

「お手紙が届きましたー！」

「？ありがとうございます」

お母さんからだ！

ベリベリ…

Aとジャックちゃんへ

お母さんは、半年と言っていましたが、半年では帰れそうにありません。

理由は、船と飛行機で行ったのですが、どちらも、テロにあって、飛行機は、3機しかなくて、全て壊されました。船は5隻あって、2隻は沈没。3隻は、停止されていまして、当分帰れません。

不運にも程がありますが、今、この手紙を読んでいるならば、きっと大丈夫だと思います。

まぁ、2人でラブラブしといてください

たぶん3年後ぐらいに帰ります。たまには電話かけてくださいよ。

掃除もしなさい。

お母さんより

「えっ…」

「嘘…」

…マジかー

これから先が思いやられます…