薔薇を紅く染める理由 (ページ46)

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テストページ46

「うーん…」

「何ー？どしたの？」

「いや、ここの問題わかんなくて…」

「んー？どれどれ？」

ジャックは私の数学の教科書を覗き込んだ。

タイトル＆くだりからわかるかもしれないけど、私はそろそろテストを迎える。

「ん～…わからん！」

「だよねー…」

「あ、でも！あいつなら分かるかも！」

「ｷﾗｰﾝ∀⌒☆」

「なにその顔w呼んでみるねー！」

すると、ジャックはこの世界でいうスマホ…をもっと進化させたような機材を取り出した。

「…繋がったー」

(…んだよ…)

「あっ、ちょっと用があるからこっち来てー」

(はぁ？馬鹿じゃねーか？俺にも仕事あんだけど…お断りだ！)

「あそ、」

パチン

「…おい…」

「…えっ…」

「やぁ！エイトフット！」

「「呼ぶなってんだろーがァー！！」」

「まぁそんな怒んないでよー！」

「あっA！こいつはエイトフットのジョー！すごい賢いんだよ！」

「用は？！しょーもなかったら…お前の首チョンパだ…」

「それ前も言ってたよね？」

「仲悪いの…？」

「心配しないで？こいつこう見えて情が深いやつだから！」

ジャックは軽々しく

「この問題わかるー？」

次の瞬間…後から嫌なオーラが…

「「…俺をなんだと思っていやがるんだぁー！！」」

「ごめんって！この問題教えてー！」

「じ、ジャック！怒られるって！」

「はぁ～…ここはこう…ここはこのパターン…」

「お、おぉ…わかる…わかる！」

「よーし！バイバイエイトフット！」

「はぁ？ちょ！まっ！」

ピュン

何とも唖然としたテスト勉強になり、数学はありえないほどいい点数になりました。