薔薇を紅く染める理由 (ページ15)

今日:8 hit、昨日:6 hit、合計:12,001 hit

センスの塊ページ15

何故か、服を買いに行く方向に持ってかれた。

私って流されやすすぎ…

「A！行くよ！」

たどり着いたのは、私とは無縁だと思っていた、オシャンティ～な街。(オシャンティ～ってなんだよ)

の中での、モデルが行っているようなキラキラな店。正しく、肉食系な玲が行ってそうな店だ。

「うわ～…高い…」

いつも、着れればいっか！の精神で行っていた私を覆す値段だった。

「Aがオシャレをしなさすぎなだけ！」

「でもこんなの買ったら…」

「大丈夫！低コストで可愛いの選んだげる！」

「これなんてどう？…イマイチかな？」

「あ、これは？今トレンドの黄色が入ってる！」

こういうのはほんとにわかんない。
喋る隙がない…

「彼氏の好きな色は？」

やっと喋れる

「だから彼氏じゃないって…赤、白、黒…じゃない？」

「じゃあこれが一番いいかな～」

差し出されたのは、

白を基調としたワンピースに、黒いハートが大人っぽく散りばめられている。ポイントで赤いバラがおっきく付けられている。値段も少し高めだが、普通に買える。

「すっごいセンスいいんだけど…派手すぎない？」

「初デートはこんぐらいじゃなきゃ！」

とても可愛くて素敵で、絶対にジャックが好きな系統であるのは確かだと思う。でもちょっと派手すぎる気がする…

ワンピースを買ったあとは、小物を買いに行ったり、靴を見に行ったり、いろんな所を回った。

やっぱり、玲はいい人だ！私が恥書かないように、頑張ってくれた。凄く嬉しい。

明日はいよいよ…ジャックとのデートだ。