心の弱い私を支えてください.*･ﾟ

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ユキナside

貴「行こう！！」

嬉しいすっごく

でも…支配者から誰かを助けた人はいない。

支配者は強いから

姉さんも強いかもしれない

でも

ダメかもしれない

助けたい…！

貴「ところでユキナちゃん…？」

ユ「あ、なに？」

貴「どっちに行けばいい？」

目の前には分かれ道

ユ「右」

貴「ありがと…行くよ？」

ユ「うん」

あの話の後の姉さんの顔は切なそうで悲しそうで

ユ「ねぇ…ね、姉さんの大切な人はなんで居なくなったの？」

貴「……………殺されたから…」

姉さんは震える声でそう呟いた

ユ「ごめん…あたし変なことを聞いたね」

貴「大丈夫よ」

ユ「姉さんは大切な人を殺したやつが死ねばいいと思う？」

貴「思わないわ…だってその人が生きてても死んでもその人が奪ってしまった命は戻らないもの。
それにその人にとっても大切な人がいるだろうし、その人を大切に思ってる人もいると思うから」

この人は優しい人。

あたしはそう思った

でもどこか寂しい人。

そうも思った

でもこの人なら大丈夫

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