心の弱い私を支えてください.*･ﾟ (ページ11)

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貴女side
貴「猫神様？」
猫神『そうだ』

猫神様だからもっと神様みたいな感じかと思っていたけど
現れたのはただの黒猫だった

猫神『お主、私に会いたがってただろう？』
貴「えぇ。そうですね」
猫神『狼からお主のことは、聞いている
優しいやつだと』

私は狼をちらっと見た
狼は、私の横ですやすやと眠っていた

猫神『お主の知りたいことは、狼から聞いた
私がなぜ村を襲ったか、だろう？』
貴「はい」
猫神『教えてやろう
理由は、人間が私の最愛の子を殺したからだ』
貴「！…な、なぜ？」
猫神『ただの気まぐれ…だと』
貴「そんな！！」
猫神『…』
貴「ごめんなさい！辛いことを思い出してしまいましたよね？」
猫神『いや、もういいのじゃ…』
貴「…っ！」
猫神『それより、お主！この森の動物たちに気に入られてるようじゃぞ！』
貴「え？」
猫神『お主は、自分も怪我をしたはずなのに
狼の心配をしていたからな』
貴「あれは…」
猫神『それでお主を私の主としようと思うのじゃが…』
貴「主？」
猫神『あぁ！』